シニカルな祭典 : 東京2020オリンピックが映す現代日本

書誌事項

シニカルな祭典 : 東京2020オリンピックが映す現代日本

阿部潔著

(関西学院大学研究叢書, 第249編)

晃洋書房, 2023.2

タイトル別名

A cynical mega‐event : Tokyo 2020 Olympic games and contemporary Japan

シニカルな祭典 : 東京2020オリンピックが映す現代日本

タイトル読み

シニカルナ サイテン : トウキョウ 2020 オリンピック ガ ウツス ゲンダイ ニホン

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注記

文献一覧: p173-176

内容説明・目次

内容説明

あれはなんだったのか—数多くの不祥事と疑惑を抱え、コロナ禍のなか「なんとなく」流されるかのように開催され、閉会とともに忘却されてゆく東京2020オリンピック。この“シニカルな祭典”の在り様は、“わたしたち”の姿を、日本社会が抱える“不都合な事実”を、はからずも先鋭に映し出していた。本書は、そこに蠢く“なにか”を浮かび上がらせるとともに、ユートピアへの想像力を手がかりに、シニカルな今の先に未来の“希望”を模索する。

目次

  • 序章 東京2020オリンピックと“わたしたち”
  • 第1章 大会のゆくえ—ネット世論とメガイベント
  • 第2章 危機と祝祭の表象—開閉会式パフォーマンス
  • 第3章 祭典のただ中で—不可思議なパラレルワールド
  • 第4章 喧騒のあとで—落ちた「憑き物」
  • 第5章 世論の背景—「もやもや感」の記号論
  • 第6章 シニカルな大会—浮かび上がる“なにか”
  • 第7章 オリンピックはユートピアなのか?
  • 終章 シニシズムから脱するために

「BOOKデータベース」 より

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