泉鏡花の演劇 : 小説と戯曲が交差するところ
著者
書誌事項
泉鏡花の演劇 : 小説と戯曲が交差するところ
花鳥社, 2023.1
- タイトル別名
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小説の言葉・戯曲の言葉 : 二つの形式をめぐる泉鏡花の表現意識
- タイトル読み
-
イズミ キョウカ ノ エンゲキ : ショウセツ ト ギキョク ガ コウサ スル トコロ
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注記
博士論文「小説の言葉・戯曲の言葉 : 二つの形式をめぐる泉鏡花の表現意識」(2018年度学位取得) をもとに加筆・修正を行ったもの
内容説明・目次
内容説明
小説と戯曲の方法を解き明かす!原作の要素と、新派劇化に伴い変化した要素が交差した時、どんな物語が紡がれたのかを明らかにする。
目次
- 第1部 作りかえる泉鏡花・作りかえられる泉鏡花(「かきぬき 白鷺の一二節」の機能—新派劇化に伴う語り手の変容について;「南地心中」と「鳥笛」「公孫樹下」の人物描写—お珊への眼差し;新派劇“婦系図”と原作テクスト—「湯島の境内」を視座として;“瀧の白糸”上演史における「錦染瀧白糸」の位置;原作「日本橋」のその先へ—「戯曲日本橋」の“わかりやすさ”の意義;伝説から「海神別荘」へ・「海神別荘」から歌劇へ)
- 第2部 演劇が上演される場と泉鏡花(読者から観客へ—「水鶏の里」「深沙大王」が想定する受容者;劇場空間と怪異—「陽炎座」が描く観劇体験;「紅玉」が描く「見立て」と「真似」の力学;反転する吉原の価値—「恋女房」における「人」と「魔もの」)
「BOOKデータベース」 より