科学普及活動家ルイ・フィギエ : 万人のための科学、夢想としての科学

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科学普及活動家ルイ・フィギエ : 万人のための科学、夢想としての科学

槙野佳奈子著

水声社, 2023.3

Other Title

Louis Figuier

科学普及活動家ルイフィギエ : 万人のための科学夢想としての科学

Title Transcription

カガク フキュウ カツドウカ ルイ フィギエ : バンニン ノ タメ ノ カガク ムソウ トシテノ カガク

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参考文献: p239-246

Description and Table of Contents

Description

科学への世間一般の期待が急激に高まった19世紀半ば、日進月歩の科学技術を平明に説く「科学普及活動家」が誕生した。その第一人者ルイ・フィギエは、写真技術の普及に努めて名声を勝ち得たあと、死後の世界を科学的に説明しようと試みる。正しい科学を伝えようとした彼は、なぜ非科学的な言説に魅了されたのか?科学の「正しさ」をめぐる言説に隠された欲望を炙り出す。

Table of Contents

  • 第1部 黎明期の写真と駆け出しの科学普及活動家(パノラマ、ディオラマ、ダゲレオタイプ—写真の誕生を求めたフランス社会;写真の公式発表—アラゴの演説とその影響;若きフィギエの挑戦—写真史の枠組みを作った著述家 ほか)
  • 第2部 本格化する写真の普及—フィギエとその他の著述家たち(写真と大衆—一八五五年の万国博覧会と写真;一八五九年のサロンと写真—科学、そして芸術としての写真;消えゆく画像への抵抗—写真の技術改良と心霊写真の流行に至るまで)
  • 第3部 科学の周縁へのフィギエのまなざし(超自然への関心—一八六〇年代から抱かれていた興味;死後の魂をめぐる問題—人々の心を救うための科学;降霊術への批判、天文学への信頼—科学普及活動家として維持された一貫性)

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