多元的中華世界の形成 : 東アジアの「古代末期」
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書誌事項
多元的中華世界の形成 : 東アジアの「古代末期」
臨川書店, 2023.2
- タイトル別名
-
Formation of the pluralistic sinitic world : late antiquity in East Asia
多元的中華世界の形成 : 東アジアの古代末期
- タイトル読み
-
タゲンテキ チュウカ セカイ ノ ケイセイ : ヒガシアジア ノ「コダイ マッキ」
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収録内容
- 東アジアの「古代末期」 / 佐川英治著
- 魏晋南北朝の「漢代の記憶」とその変化 / 王安泰著 ; 三宅舞佐志訳
- 嘎仙洞石刻祝文にみる北魏王権の多元性 : 天子・皇帝・可汗・太平真君の称号をめぐって / 佐川英治著
- 南斉・梁における『周礼』の受容について / 戸川貴行著
- 斉梁類書における魏晋知識の典故化 / 付晨晨著
- 梁代における外国用将軍号の新設について / 岡部毅史著
- 梁における戦争と世代交代の影響 / アンドリュー・アイゼンバーグ著 ; 三宅舞佐志訳
- 梁代における建康の繁栄と仏教および寺院空間 / 小尾孝夫著
- 北朝晚期の寺院と政治文化 : “国"寺、行政区と戦場 / 魏斌著 ; 三浦雄城訳
- 6世紀新羅における大王号の使用とその意義 / 小宮秀陵著
- 7世紀倭国における中心と周辺 : 毛人・蝦夷・粛慎 / 河内春人著
- 則天武后の権威の多元性 / 河上麻由子著
- グローバル・ヒストリーとしての古代末期 : アイルランドから日本まで / 足立広明著
内容説明・目次
内容説明
中国史の時代区分を再考する。宗教・社会・文化が大きく揺れ動いた東アジアの3〜8世紀を「漢文化の継承と変容の時代」—中国の古典文明を基礎とした多元的な中華世界が東アジアの規模で拓かれていく時代—としてとらえ、広く周辺世界とのかかわりから歴史の展開を再定義する。西洋史における「古代末期」(Late Antiquity)の議論を中国史に想定したとき、今日の中国史、東アジア史、東部ユーラシア史研究に何をもたらすのか。
目次
- 序論 東アジアの「古代末期」
- 第1部 古典の継承と変容(魏晋南北朝の「漢代の記憶」とその変化;〓仙洞石刻祝文にみる北魏王権の多元性—天子・皇帝・可汗・太平真君の称号をめぐって;南斉・梁における『周礼』の受容について;斉梁類書における魏晋知識の典故化;梁代における外国用将軍号の新設について ほか)
- 第2部 中華の多元化(梁代における建康の繁栄と仏教および寺院空間;北朝晩期の寺院と政治文化—“国”寺、行政区と戦場;6世紀新羅における大王号の使用とその意義;7世紀倭国における中心と周辺—毛人・蝦夷・粛慎;則天武后の権威の多元性 ほか)
「BOOKデータベース」 より