封じ込めの地政学 : 冷戦の戦略構想

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封じ込めの地政学 : 冷戦の戦略構想

鈴木健人著

(中公選書, 136)

中央公論新社, 2023.3

タイトル読み

フウジコメ ノ チセイガク : レイセン ノ センリャク コウソウ

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注記

主要参考文献: p355-372

内容説明・目次

内容説明

第二次大戦後、アメリカはそれまでの孤立主義から舵を切り、西側諸国による対ソ戦略を打ち出した。マーシャル・プランの実施、NATO結成など、前例のないアメリカの外交政策を方向付けたのが「封じ込め」という戦略構想である。ドイツの東西分割、朝鮮戦争への米軍介入、日本の経済復興などもその戦略のなかで判断され、東西対立の中に位置づけられた。公開が進む当時の史料を広く用い、アメリカの冷戦戦略の始まりを緻密にたどる。

目次

  • 第1章 「謎の国ロシア」—どのような国なのか
  • 第2章 ケナンの「封じ込め」構想
  • 第3章 封じ込めの軍事同盟
  • 第4章 封じ込めとドイツ分割—「二つの世界」か「三つの世界」か
  • 第5章 地政学的周辺部における封じ込めの模索
  • 第6章 封じ込めの目的—どのようなロシアを望むのか
  • 第7章 水爆開発の決定—国家戦略における核兵器
  • 第8章 封じ込めと限定戦争
  • 第9章 戦争か平和か—封じ込めの軍事化
  • 終章 冷戦の終焉と封じ込め戦略

「BOOKデータベース」 より

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