橋本真之論集成 : 工芸批評の時代
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書誌事項
橋本真之論集成 : 工芸批評の時代
美学出版, 2023.2
- タイトル読み
-
ハシモト マサユキ ロン シュウセイ : コウゲイ ヒヒョウ ノ ジダイ
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注記
初出一覧: p218-220
橋本真之略歴: p221
編者・執筆者略歴: p222-223
収録内容
- まえがき / 渋谷拓
- 第1章: 「工芸的造形」とは何か
- 「工芸的造形」から/への道 / 金子賢治, 橋本真之 ; 今井陽子文責・構成
- 拡大する鍛金 : 三井安蘇夫とその後継者たち / 青木宏
- 日本の造形論の本質と言語の認識について / 奥野憲一
- 工芸的造形の胚胎と展開 / 金子賢治
- 工芸オブジェ以後 / 富田康子
- 「当て盤絞り」 : 橋本真之「揺らぐ日々の中に」鑑賞のために / 石﨑泰之
- 「素材+技術+プロセス」が生み出すもの : 「工芸的造形」の実践(抜粋) / 唐澤昌宏
- 工芸、そして工芸ならざるもの / 金子賢治
- 第2章: 生成の原理を求めて
- 「自ら然るもの」と成るために / 笹山央
- 橋本真之 / 寺門寿明
- 器官としての運動膜 / 寺田侑
- 橋本真之 / 北澤憲昭
- 橋本真之の奇果 / 奥野憲一
- 橋本真之"おわりなきもの"の意味 / 藤井匡
- 〈方法としての言語〉による〈思考の発露〉(抜粋) / 梅津元
- 果実を抱えた真珠貝の分泌に造形の理路を探る(書評) / 稲賀繁美
- 《果実の中の木漏れ陽》の未来のすがたを夢想するために / 渋谷拓
- 橋本真之と貝殻 / 藤井匡
- 第3章: 「美術」と「工芸」の彼岸へ
- ニュー・ヴィジョン・サイタマ : 手わざと現代 序文(抜粋) / 松永康
- 金属とガラスの造形展 / 北澤憲昭
- 橋本真之論序説 : 無限増殖運動の彼方にあるもの / 藤嶋俊會
- 独り立ちの皮膜たち / 中村英樹
- 未成のジャンル / 北澤憲昭
- 再び橋本真之について : 「方法の発露二〇一四--ジャンルの根拠--」を見る / 藤嶋俊會
- 再々考・橋本真之論 / 藤嶋俊會
- 橋本真之作品の展示について : 「方法の発露二〇一九」に寄せて / 渋谷拓
- あとがき / 藤井匡
内容説明・目次
内容説明
橋本真之という稀有な造形家の作品と言葉は、「工芸」あるいは「美術」というカテゴリーを拡大する、あるいは解消することを目論む書き手たちにとって、理論上、極めて重要な参照点であり続けてきた。本書は、一九八〇年代以降の芸術批評における重要なテーマのひとつ、すなわち「工芸」と「美術」のカテゴリーを巡る一種の理論的闘争の生き生きとしたドキュメントになっている。
目次
- 第1章 「工芸的造形」とは何か(金子賢治×橋本真之 「工芸的造形」から/への道(文責・構成:今井陽子);青木宏 拡大する鍛金―三井安蘇夫とその後継者たち;奥野憲一 日本の造形論の本質と言語の認識について ほか)
- 第2章 生成の原理を求めて(笹山央 「自ら然るもの」と成るために;寺門寿明 橋本真之;寺田侑 器官としての運動膜 ほか)
- 第3章 「美術」と「工芸」の彼岸へ(松永康 ニュー・ヴィジョン・サイタマ―手わざと現代 序文(抜粋);北澤憲昭 金属とガラスの造形展;藤嶋俊會 橋本真之論序説―無限増殖運動の彼方にあるもの ほか)
「BOOKデータベース」 より