ノヴァーリスにおける統合的感官としての「眼」 : 「自己感覚」から「心情」へ

書誌事項

ノヴァーリスにおける統合的感官としての「眼」 : 「自己感覚」から「心情」へ

大澤遼可著

(九州大学人文学叢書, 22)

九州大学出版会, 2023.3

タイトル別名

統合的感官としての「眼」 : ノヴァーリスにおける : 「自己感覚」から「心情」へ

ノヴァーリスにおける統合的感官としての眼 : 自己感覚から心情へ

タイトル読み

ノヴァーリス ニオケル トウゴウテキ カンカン トシテノ メ : ジコ カンカク カラ シンジョウ エ

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注記

博士学位論文 (九州大学) をもとにしたもの

参考文献: p197-201

内容説明・目次

内容説明

ドイツ初期ロマン派の詩人ノヴァーリス(1772‐1801)は、「世界の意味」の喪失という問題意識を提起し、自らの詩学的使命を「一冊の書物に宇宙を見出すこと」だと言明している。この命題には、人間による世界認識の過程である「世界の書物化」と、記述を通じた世界創造の過程である「書物の世界化」という二方向の活動が集約されている。この双方向的活動を、統合的感官だとされる「眼」を起点に論じる。哲学・自然科学・詩学にまたがる詩人の思考の複雑性を明晰に分析・叙述する、包括的ノヴァーリス研究。

目次

  • 第1部 世界の書物化(「フィヒテ研究」におけるノヴァーリスの認識論;『夜の讃歌』論;ノヴァーリスの自然科学研究;視覚と身体)
  • 第2部 書物の世界化(「科学的な聖書」;『ハインリヒ・フォン・オフターディンゲン』論)

「BOOKデータベース」 より

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