演劇と映像で「体感する」世界史 : 『スリーウインターズ』が気づかせてくれた歴史の捉え方、描き方
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演劇と映像で「体感する」世界史 : 『スリーウインターズ』が気づかせてくれた歴史の捉え方、描き方
彩流社, 2023.3
- タイトル別名
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演劇と映像で体感する世界史 : スリーウインターズが気づかせてくれた歴史の捉え方描き方
- タイトル読み
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エイゾウ ト エンゲキ デ タイカン スル セカイシ : スリー ウインターズ ガ キズカセテ クレタ レキシ ノ トラエカタ エガキカタ
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内容説明・目次
内容説明
本書は、東欧のとある地域の研究に深く関わり、一方ある美大で教え続けた歴史家が、アニメーションや演劇を通して歴史を「体感する」ことを提案するものである。アニメーションや『スリーウインターズ』という演劇を通してある地域を全体的に、しかも「個体が」分析することの意味を再確認し、そのような地域で行われる文化のハイブリッド(異種混交)化がこれからのグローバル文化の先例になることを示していく。こうして最後に、アニメーション・ドキュメンタリーを検証する場を、世界史を「個人から」捉え直す場の一つとして提唱したい。
目次
- 第1章 映像で歴史を体験する―アニメーションの「イラスト化」と「コンテクスト化」(アニメーションと歴史教育;『リヴァイアサン』の映像を「遅回し」したら見えてくるもの―イラスト化;一九五〇年代から六〇年代にかけての実験的アニメーション―コンテクスト化)
- 第2章 歴史、事実とアニメーション―ドキュメンタリーとの接点(クルレジャのバラードで描くクロアティアの人々の歴史認識;英雄物語を映像にしながら感じ取るクロアティア史の事実;アニメーション・ドキュメンタリーで歴史を体感する)
- 第3章 演劇『スリーウインターズ』と「体感する」世界史―要としての家族、事実とフィクションの間(『スリーウインターズ』の脚本の構成―グローバル化とローカルなクロアティア史;家族から世界や国家が見えた―小さな国の、女性の視点で;日本の文学座による表現の特徴―日本人の多くに「クロアティア史」が伝わった ほか)
「BOOKデータベース」 より