雲は美しいか : 和歌と追想の力学
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雲は美しいか : 和歌と追想の力学
(ブックレット「書物をひらく」, 29)
平凡社, 2023.3
- タイトル読み
-
クモ ワ ウツクシイカ : ワカ ト ツイソウ ノ リキガク
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注記
掲載図版一覧: p96
内容説明・目次
内容説明
万葉集以来、「雲」は膨大な和歌に詠みこまれてきた。そしてとりわけ別れにかかわって、雲のモチーフは多様な美意識を堆積させ、漢文学の伝統とも相まって、生成し、享受される情調の群体を成長させてきた。そしてまた、追想されるその母体が新たな作品を生み出す。和歌の、古典の、力動をさぐりあてる、雲の和歌史。
目次
- はじめに 「追憶」
- 1 歌われた雲
- 2 『万葉集』の雲
- 3 平安時代へ―変貌する神女
- 4 『新古今集』の時代
- 5 中世和歌の雲と幽玄
- おわりに なぜ古典を学ぶのか、という問いに
「BOOKデータベース」 より