領海・漁業・外交 : 19〜20世紀の海洋への新視点
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領海・漁業・外交 : 19〜20世紀の海洋への新視点
晃洋書房, 2023.3
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領海漁業外交 : 19-20世紀の海洋への新視点
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リョウカイ・ギョギョウ・ガイコウ : 19 20セイキ ノ カイヨウ エノ シンシテン
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その他の編著者: 川島真, 森口(土屋)由香, 奈良岡聰智
Description and Table of Contents
Description
これまでの海域史は、海洋をおもに交通路・交易路として捉え、それ自体を見つめる視点に欠けていた。本書では、「領海主権」「海洋権益」「海洋社会」を基軸にすえ、領海・資源・汚染・安全保障など、現代社会を理解するためのキーワードから、海洋に正面から向き合う。歴史・政治・法・軍事・社会・文化の各分野の専門家が結集し、新たな「海洋の歴史」を描き出そうとする試み。
Table of Contents
- 序章 「海洋の歴史」研究への新視点
- 第1章 近代中国の領海主権と漁業博覧会―張謇による「海権」の実践
- 第2章 一九二〇年代における漁場監視と日中関係―竜口・海州のマダイ漁場を事例として
- 第3章 カナダ日本人移民による塩鰊のアジアへの輸出―戦間期における塩干魚類の移動
- 第4章 生態学的地図作成の試み―戦間期の北太平洋における鮭鱒漁業の変容と水産海洋学的アプローチの台頭
- 第5章 遠洋練習航海論―大日本帝国海軍・海上自衛隊を例として
- 第6章 一九三〇年代後半の日ソ漁業交渉
- 第7章 日米漁業摩擦の渦中における知の生産と翻訳
- 第8章 中華民国海軍敦睦艦隊と日華中関係―一九七二年の訪日をめぐって
- 第9章 一九七〇年代中国の渤海・南黄海汚染問題
- 第10章 台湾の捕鯨「外交」―一九八一年の捕鯨停止宣言前後を中心に
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