「テロとの戦い」との闘い : あるいはイスラーム過激派の変貌

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「テロとの戦い」との闘い : あるいはイスラーム過激派の変貌

高岡豊著

東京外国語大学出版会, 2023.3

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テロとの戦いとの闘い : あるいはイスラーム過激派の変貌

Title Transcription

「テロ トノ タタカイ」 トノ タタカイ : アルイワ イスラーム カゲキハ ノ ヘンボウ

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索引: 巻末p1-4

参考文献一覧: 巻末p5-11

著者「高岡」の「高」は「梯子高 (はしごだか) 」の置き換え

Description and Table of Contents

Description

二〇二一年八月の、アフガニスタンからの米軍撤退と、ターリバーンによる政権奪取は、米国が二〇〇一年以来進めてきた「テロとの戦い」の破綻を国際社会に印象づけた。アフガニスタン以外の地域でも、「テロとの戦い」が二〇年を経て十分な成果を上げていない現実がある。この間、その主敵とみなされ続けてきたイスラーム過激派の主体や思考・行動様式は、常に大きく変容している。長年にわたる網羅的な情報収集と定性的な分析、現地主義に徹した研究手法とリテラシーを駆使して、その実態に迫る。

Table of Contents

  • 第1章 イスラーム過激派とは何者か?―何をどのように観察・分析するか(イスラーム過激派とは何者か;イスラーム過激派とテロリズム ほか)
  • 第2章 「テロとの戦い」の顛末(アル=カーイダの盛衰;「イスラーム国」の萌芽 ほか)
  • 第3章 質的な観察・分析が明らかにする「テロとの戦い」の実態(なぜ「イスラーム国」は欧米諸国を襲撃したのか?;予測可能だったターリバーンの「勝利」 ほか)
  • 第4章 量的な観察・分析が明らかにする「テロとの戦い」の実態(イラク戦争中のイスラーム過激派の観察;「イスラーム国」の事実上の滅亡 ほか)
  • 第5章 イスラーム過激派はどこヘ行く?(安住の地を希求するイスラーム過激派;「テロとの戦い」に適応するイスラーム過激派 ほか)

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