近代市民社会の信仰と音楽 : オラトリオは「聖」か「俗」か

著者

    • 瀬尾, 文子 セオ, フミコ

書誌事項

近代市民社会の信仰と音楽 : オラトリオは「聖」か「俗」か

瀬尾文子著

春風社, 2023.3

タイトル別名

近代市民社会の信仰と音楽 : オラトリオは聖か俗か

タイトル読み

キンダイ シミン シャカイ ノ シンコウ ト オンガク : オラトリオ ワ セイ カ ゾク カ

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注記

学位論文「近代市民社会と宗教音楽 : 《エリヤ》に至るオラトリオの世俗化の論理」(東京大学, 2018年)に加筆修正したもの

参考文献: 巻末p9-31

索引: 巻末p1-8

内容説明・目次

内容説明

19世紀ドイツの市民社会において、オラトリオという「教会と歌劇場の間」で揺れ動くジャンルは、どのように変容したのか。メンデルスゾーン作“エリヤ”の楽曲分析などをもとに、宗教的な題材の芸術化、また、それを演奏するということについて一考を促す刺激的著作。

目次

  • 序 教会音楽の世俗化の論理を問う
  • 第1部 オラトリオの言説をめぐる考察(オラトリオは教会音楽か―一九世紀におけるジャンル概念の拡大;オラトリオの物語はいかに表すべきか―オラトリオ論における詩の形式の議論;キリスト役は歌ってよいか―聖なる存在の具象化の問題;オラトリオは何を主題とすべきか―崇高の表現への挑戦)
  • 第2部 オラトリオの実践をめぐる考察(実際の演奏の場の宗教性―ニーダーライン音楽祭の場合;メンデルスゾーン“エリヤ”のドラマ・トゥルギー―独自のエンターテインメント性の追求)
  • 結語―宗教性と娯楽性を両立させるドラマチック・オラトリオ

「BOOKデータベース」 より

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