先史考古学論考 : 石器と先史文化

著者

    • 橋本, 勝雄 ハシモト, カツオ

書誌事項

先史考古学論考 : 石器と先史文化

橋本勝雄著

六一書房, 2023.3

タイトル読み

センシ コウコガク ロンコウ : セッキ ト センシ ブンカ

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注記

著作目録: p345-353

引用参考文献: 各論末

内容説明・目次

内容説明

本書は、半世紀に及ぶ我が研究人生の到達点であり、また同時に通過点でもある。筆者はこれまで、関東の石器群を中心として先史文化の解明を模索し、逐次その成果を披瀝してきた。この間、新たな視点を求めて資料の悉皆調査と徹底的な観察に努め、隠れた資料にも光を当てる日々が続いた。その結果、旧石器時代の「環状ユニット(ブロック群)」(1987年)・「北方系細石刃石器群」(1989年)・「茨城編年」(1995年)、縄文時代の「木葉形薄型尖頭器」(2008年)・「花輪台型石鏃」(2018年)・「向ノ原型五角形鏃」(2018年)・「駿豆五角形鏃」(2014年・2016年)・「段間型箆状石器」(1984年)、および石器石材の一種である「東北頁岩」(2013年)などの学術用語を提唱し、併せて基礎的な知見も提示することができた。本書の執筆にあたっては、これまでの著作のうち主なものを、時系列に沿って12の論考(「環状ユニット(ブロック群)の歴史的意義」、「国府系石器群の特質とその意味」、「上ゲ屋型彫刻刀形石器の特質とその評価」、「北方系細石刃石器群の研究」、「東日本におけるホロカ型細石刃石器群の実相」、「本ノ木型尖頭器総論(新編)」、「神子柴型石斧の実像とその系譜」、「神子柴型石斧の終焉と次世代の石斧の出現」、「縄文時草創期後半の両面加工石器群の様相とその展開」、「「渡来石器」と北回りの石器群」、「「駿豆五角形鏃」の登場と意義」、「出現期の石鏃とその系譜」)に再編成し、併せて最新のデータを追加して内容を一新した。また、読者諸賢の検証の便を図るために可能な限り基礎データの提示に努めた。

目次

  • 第1部 旧石器時代(環状ユニット(ブロック群)の歴史的意義;国府系石器群の特質とその意味―翼状剥片と有底横長剥片;上ゲ屋型彫刻刀形石器の特質とその評価 ほか)
  • 第2部 旧石器・縄文時代移行期(本ノ木型尖頭器総論(新編);神子柴型石斧の実像とその系譜―関東の事例を中心として;神子柴型石斧の終焉と次世代の石斧の出現)
  • 第3部 縄文時代(縄文草創期後半の両面加工石器群の様相とその展開―「寒の戻り」と石器群の適応;「渡来石器」と北回りの石器群―縄文時代草創期後半における本州と北海道の石器群の対比;「駿豆五角形鏃」の登場と意義 ほか)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BD01629306
  • ISBN
    • 9784864451635
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    iii, 353p
  • 大きさ
    27cm
  • 分類
  • 件名
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