大泉黒石 : わが故郷は世界文学
著者
書誌事項
大泉黒石 : わが故郷は世界文学
岩波書店, 2023.4
- タイトル別名
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Ooizumi Kokuseki
- タイトル読み
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オオイズミ コクセキ : ワガ コキョウ ワ セカイ ブンガク
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注記
大泉黒石年譜: 巻末p1-7
内容説明・目次
内容説明
コスモポリタン文学の先駆者、百年を経てついに蘇る!「俺は国際的の居候」と嘯く大泉黒石、またの名をキヨスキー。ロシア人を父に持ち、ヨーロッパを股にかけた少年時代。『中央公論』連載の『俺の自叙伝』で話題を呼び、異国情緒と怪奇趣味の短編で一世を風靡するものの国粋色に染め上がった文壇から追放され、零落の晩年を過ごす。波瀾万丈の人生を送った大正時代のベストセラー作家、初の評伝。
目次
- 虚言の文学者
- トルストイを訪問した少年
- 二冊のロシア巡礼記
- 黒石、売り出す。
- 『俺の自叙伝』
- 周縁と下層
- とうとう文壇追放
- 『露西亜文学史』
- 老子の肖像1
- 『血と霊』の映画化
- 差別と告白、そして虚無
- 幻想都市、長崎
- 混血と身体の周縁
- 峡谷への情熱
- 奇跡の復活『おらんださん』
- 戦時下の著作
- 戦後の零落
- 黒石の文学
「BOOKデータベース」 より