歴史を知る読書
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歴史を知る読書
(PHP新書, 1351)
PHP研究所, 2023.4
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レキシ オ シル ドクショ
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内容説明・目次
内容説明
頼山陽の『日本外史』は司馬遼太郎の小説に匹敵するほど面白い本である。一方で偏った読み方をされやすい一冊でもあり、例えば吉田松陰は弟子たちと本書を読む際、平和を築いた徳川の功績を全く無視してしまった。古代ギリシアのプルタルコスが説く「ヘロドトスの悪意」の第三に当たると言えよう―。歴史学の泰斗が歴史書を読む愉しみや落とし穴を語った上で、青春時代最も感動した作品『留魂録』、美談や偽善では民主主義を守れないことを教える『ギリシア人の物語』、大きな時間枠でエネルギーを考える『エネルギーの人類史』など名著75冊を紹介。
目次
- はじめに―真実は陰気、嘘は陽気
- 第1章 歴史書の愉しみ方と落とし穴
- 第2章 歴史を俯瞰する名著
- 第3章 歴史上の名著
- 第4章 近年の歴史学の成果
- 第5章 現代を読み解くために
「BOOKデータベース」 より