戦争と文化的トラウマ : 日本における第二次世界大戦の長期的影響
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戦争と文化的トラウマ : 日本における第二次世界大戦の長期的影響
日本評論社, 2023.4
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センソウ ト ブンカテキ トラウマ : ニホン ニオケル ダイ2ジ セカイ タイセン ノ チョウキテキ エイキョウ
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Note
文献あり
Contents of Works
- 第二次世界大戦と日本に関するドキュメンタリー番組に取り組んで
- 東野真 著
- 戦争はどのようにして拡大し、何が起きたのか
- 伊香俊哉 著
- 労働力動員からとらえる日本の戦時体制
- 佐々木啓 著
- 「戦争孤児」たちが最も苦しんだのは「親戚」「家族」
- 本庄豊 著
- かろうじて語られること・それでも語られないこと
- 宮地尚子 著
- メディアの戦争責任に関する断章
- 佐々木央 著
- 戦時下の軍人の妻の立場について
- 一ノ瀬俊也 著
- 戦死者はどのように扱われたのか?
- 浜井和史 著
- 追悼の形式
- 粟津賢太 著
- 戦後日本の「喪の不能」と神話的思考
- 荻本快 著
- 慰安婦被害者の聞き取り調査という体験から気づかされたこと
- 岡檀 著
- 「いけにえの島」における住民と兵士の相克、そして沖縄戦PTSDの発見
- 蟻塚亮二 著
- 日本軍兵士と「加害者のトラウマ」
- 中村江里 著
- なぜこんな目に遭わなくてはならなかったのか
- 根本雅也 著
- コミュニティ心理学からみたトラウマ
- 川野健治 著
- 日中戦争によるトラウマの世代間連鎖と修復の試み
- 村本邦子 著
- 第二次世界大戦のメンタルヘルスへの影響
- 竹島正 著
- 「身体化された軍隊経験」、「復員兵の子」というポストメモリー
- 蘭信三 著
- なぜ日本人は戦争体験をオープンに語り、経験を振り返ることができないか
- 森茂起 著
- 沖縄戦の記憶と「沈黙の共謀」
- 北村毅 著
- トラウマを学びつつ、旧満州に渡った女性たちの語りを振り返る
- 杉山春 著
- トラウマ記憶の抑圧・否認をめぐる文化的構造
- 角尾宣信 著
- 海外の精神科医の視点から
- キャリー・チェン 著 ; 竹島正, 森茂起, 中村江里 訳
- 日本の第二次世界大戦のトラウマを癒す
- オイゲン・コウ 著 ; 藤岡美恵子 訳
Description and Table of Contents
Description
日本の戦後80年を考えるために。戦争はどのような傷跡を私たちの心と社会に残したのか。現在にまで及ぶその影響を歴史学、社会学、精神医学、臨床心理学、ジャーナリズム等の協働により学際的に検討する。
Table of Contents
- 第1部 日本における第二次世界大戦の経験(実践報告 第二次世界大戦と日本に関するドキュメンタリー番組に取り組んで;戦争はどのように拡大し、何が起きたのか―日本の中国侵略から太平洋戦争への道;労働力動員からとらえる日本の戦時体制;「戦争孤児」たちが最も苦しんだのは「親戚」「家族」;かろうじて語られること・それでも語られないこと―四つの論考から考える)
- 第2部 日本の戦争への対応(実践報告 メディアの戦争責任に関する断章―国策通信社の末裔として絵本『かわいそうなぞう』を読む;戦時下の軍人の妻の立場について―一九四三・四四年の軍事援護学における議論;戦死者はどのように扱われたのか?―日本における海外戦没者処理の展開;迫悼の形式―悲劇的な出来事と文化的トラウマ;戦後日本の「喪の不能」と神話的思考―恥と罪悪感のあいだ)
- 第3部 トラウマとポジショナリティ―戦争の被害者・加害者としての日本(実践報告 慰安婦被害者の聞き取り調査という体験から気づかされたこと;「いけにえの島」における住民と兵士の相克、そして沖縄戦PTSDの発見;日本軍兵士と「加害者のトラウマ」;なぜこんな目に遭わなくてはならなかったのか―原爆被害者の苦しみとその意味の追求;コミュニティ心理学からみたトラウマ―四つの論考から考える)
- 第4部 第二次世界大戦の長期的影響(実践報告 日中戦争によるトラウマの世代間連鎖と修復の試み;第二次世界大戦のメンタルヘルスへの影響―自殺に焦点を当てて;「身体化された軍隊経験」、「復員兵の子」というポストメモリー;なぜ日本人は戦争体験をオープンに語り、経験を振り返ることができないか;沖縄戦の記憶と「沈黙の共謀」―四つの論考から考える)
- 第5部 連続シンポジウムへの応答(トラウマを学びつつ、旧満州に渡った女性たちの語りを振り返る;トラウマ記憶の抑圧・否認をめぐる文化的構造―表象文化論および映像研究の立場から;海外の精神科医の視点から―戦争で反対の立場にいた者の子孫として;〔講演〕日本の第二次世界大戦のトラウマを癒す―世代間、集団的、文化的観点から)
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