ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと
著者
書誌事項
ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと
(新潮文庫, 11765,
新潮社, 2023.5
- タイトル別名
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ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと
- タイトル読み
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アリガトウ モ ゴメンナサイ モ イラナイ モリ ノ タミ ト クラシテ ジンルイ ガクシャ ガ カンガエタ コト
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注記
亜紀書房2018年刊の文庫化
参考文献: p[363]-[370]
内容説明・目次
内容説明
ボルネオ島の森で、狩猟採集中心の暮らしを営む人々、プナン。彼らは借りたものを壊しても謝らず、礼も言わない。感謝や反省の概念がないのだ。所有感覚も希薄で、食料は皆で分け合い、子どもも実子養子の区別なく育てられる。長年フィールドワークを続ける著者は、資本主義にとらわれないプナンとの生活の中で、人間の生の可能性を思考していく―。常識をひっくり返す、刺激に満ちた一冊。
目次
- 生きるために食べる
- 朝の屁祭り
- 反省しないで生きる
- 熱帯の贈与論
- 森のロレックス
- ふたつの勃起考
- 慾を捨てよ、とプナンは言った
- 死者を悼むいくつかのやり方
- 子育てはみなで
- 学校に行かない子どもたち
- アナキズム以前のアナキズム
- ないことの火急なる不穏
- 倫理以前、最古の明敏
- アホ犬の末裔、ペットの野望
- 走りまわるヤマアラシ、人間どもの現実
- リーフモンキー鳥と、リーフモンキーと、人間と
- おわりに―熱帯のニーチェたち
「BOOKデータベース」 より