モノと権威の東アジア交流史 : 鑑真から清盛まで

書誌事項

モノと権威の東アジア交流史 : 鑑真から清盛まで

シャルロッテ・フォン・ヴェアシュア著

勉誠社, 2023.5

タイトル読み

モノ ト ケンイ ノ ヒガシアジア コウリュウシ : ガンジン カラ キヨモリ マデ

注記

標題紙・背に「勉誠出版」とあり

内容説明・目次

内容説明

古代東アジアにおいて、対外交易はごく限られた機会のものであったが、それだけに一層、各国の政治や文化の形成に大きなインパクトを与えてきた。特に日本においては、中国や朝鮮半島から伝わる最新の情報やモノは、権威の象徴としても重要な位置を占めるものであった。「モノ」「ヒト」「情報」など諸種の要素を仔細に検討することで、政治・経済・文化にわたる重層的な「対外交易」の実態と歴史的意義を照射。物質文化史・対外関係史・農業史・比較史など多角的な視点を駆使し、従来の歴史理解へ新たな観点を提示してきた著者による、長編の書き下ろしを含む最新論集。

目次

  • 第1章 九世紀日本の情報輸入体制
  • 第2章 帰国後の遣唐使の待遇について
  • 第3章 唐・宋における日本蓬莱観と水銀輸入について
  • 第4章 水銀と虎の皮―日渤関係における特産品
  • 第5章 鑑真と香薬
  • 第6章 遣唐使と大安寺
  • 第7章 平安時代と唐物
  • 第8章 平清盛と唐船
  • 第9章 平氏政権の貿易体制
  • 補論1 地中海文明と古代ペルシャ、そして日本の唐物
  • 補論2 仏教東流とキリスト教の西流―東シナ海と地中海の比較

「BOOKデータベース」 より

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