文学とテクノロジー : 疎外されたヴィジョン

書誌事項

文学とテクノロジー : 疎外されたヴィジョン

ワイリー・サイファー著 ; 野島秀勝訳

白水社, 2023.5

タイトル別名

Literature and technology : the alien vision

タイトル読み

ブンガク ト テクノロジー : ソガイ サレタ ヴィジョン

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注記

原タイトル: Literature and technology

研究社1972年刊の新装復刊

参考文献: p344-351

内容説明・目次

内容説明

実験室は十九世紀が生んだもう一つの人工楽園だった。芸術に「科学の正確さ」を求めた自然主義者はもちろん、純粋な美を目指した象徴主義者やデカダン派に至るまで、十九世紀の芸術家たちは「美のテクノロジー」に憑かれていた。マラルメはすべてを計算して詩から偶然を排除せんとし、フローベールは考古学的考証に耽り、ゾラは芸術家は現象をうつす写真家でなければならないと説いた。産業社会に反逆、あるいは逃避したはずの作家たちが、実は彼らの忌避したテクノロジー思考に支配されていたことをあばき、近代における「方法の制覇」「視覚の専制」、そこから生じる距離と疎外の問題を論じて、文化史の革命的書き換えを成し遂げた名著。待望の復刊。

目次

  • 1 方法の征覇
  • 2 ロマン主義者と唯美主義者
  • 3 ミメシス―視覚的なるもの
  • 4 疎外された世界
  • 5 参加
  • 6 接近

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BD02129036
  • ISBN
    • 9784560093511
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    eng
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    366, ixp
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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