動くものはすべて殺せ : アメリカ兵はベトナムで何をしたか
著者
書誌事項
動くものはすべて殺せ : アメリカ兵はベトナムで何をしたか
みすず書房, 2023.5
- : 新装版
- タイトル別名
-
Kill anything that moves : the real American war in Vietnam
- タイトル読み
-
ウゴク モノ ワ スベテ コロセ : アメリカヘイ ワ ベトナム デ ナニ オ シタカ
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注記
2015年10月刊の新装版
原著 (Henry Holt and Company, 2013) の翻訳
索引: 巻末p1-8
注: 巻末p9-78
内容説明・目次
内容説明
アメリカの戦争の本質とは何か。戦場で何が行われるのか。民間人大量殺戮の実態を追った迫真のドキュメント。4時間で500人以上の村人を虐殺したミライ(ソンミ村)事件は逸脱ではなかった。“動く者はすべて殺せ”という命令の下になされた軍事作戦の一部だったのだ。国立公文書館資料の粘り強い調査や、事件にかかわった帰還兵や内部告発者、さらにベトナム人生存者へのインタビューによって、米軍と政府の施策がどれだけ多くの無辜の住民を殺し傷つけたか、そして軍司令部と国防総省はその事実をいかに隠蔽してきたか、いま初めて明かされる。本書が2013年にアメリカで刊行されるや、「パラダイムシフトを迫る画期的な戦争史」「ベトナム戦争について書かれた最も重要な本」等々と絶賛され、優れた調査報道に贈られるライデナワー賞を受賞した。アメリカの戦争とはいかなるものか。生々しい戦慄とともに語られる戦争の真実。
目次
- 序 作戦であって逸脱ではない
- 第1章 チェウアイ村虐殺事件
- 第2章 苦難を生むシステム
- 第3章 過剰殺戮
- 第4章 くり返された蛮行
- 第5章 終わりのない苦悩
- 第6章 バマー、“グーク・ハンター”、デルタのばらし屋
- 第7章 戦争犯罪はどこへ行った?
- エピローグ さまよえる亡霊たち
「BOOKデータベース」 より