日本人無宗教説 : その歴史から見えるもの
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書誌事項
日本人無宗教説 : その歴史から見えるもの
(筑摩選書, 0255)
筑摩書房, 2023.5
- タイトル読み
-
ニホンジン ムシュウキョウセツ : ソノ レキシ カラ ミエル モノ
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注記
文献一覧: p260-265
内容説明・目次
内容説明
「日本人は無宗教だ」とする言説は明治初期から、しかもreligionの訳語としての「宗教」という言葉が定着する前から存在していた。「日本人は無宗教だから、大切な○○が欠けている」という“欠落説”が主だったのが、一九六〇年代になると「日本人は実は無宗教ではない」「無宗教だと思っていたものは“日本教”のことだった」「自然と共生する独自の宗教伝統があるのだ」との説が拡大。言説分析の手法により、宗教をめぐる日本人のアイデンティティ意識の変遷を解明する、裏側から見た近現代宗教史。
目次
- 第1章 無宗教だと文明化に影響?―幕末〜明治期
- 第2章 無宗教だと国力低下?―大正〜昭和初期
- 第3章 無宗教だと残虐に?―終戦直後〜一九五〇年代
- 第4章 実は無宗教ではない?―一九六〇〜七〇年代
- 第5章 「無宗教じゃないなら何?」から「私、宗教には関係ありません」に―一九八〇〜九〇年代
- 第6章 「無宗教の方が平和」から「無宗教川柳」まで―二〇〇〇〜二〇二〇年
「BOOKデータベース」 より