いくつもの砂漠、いくつもの夜 : 災厄の時代の喪と批評

書誌事項

いくつもの砂漠、いくつもの夜 : 災厄の時代の喪と批評

鵜飼哲 [著]

みすず書房, 2023.5

タイトル別名

いくつもの砂漠いくつもの夜 : 災厄の時代の喪と批評

タイトル読み

イクツモノ サバク イクツモノ ヨル : サイヤク ノ ジダイ ノ モ ト ヒヒョウ

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内容説明・目次

内容説明

戦争、地震、原発事故、疫病、そして差別と抗争。この時代に死者を悼みつつ生き続け、新たな旅へと誘う哲学・文学・芸術とは?未知の世界への他者からの招待、その歓待に応答を試みる「魂」の冒険。友愛に満ちた21世紀論考集成。

目次

  • 解体と発明―哀悼の言説をめぐって
  • 旅のさとり―季村敏夫特集『日々の、すみか』
  • “彼”の声を聞く、“私”のなかで―港道隆さんの仕事
  • 終わりなき響き―ジャン=リュック・ナンシーのために
  • 死を撮ること、見せること―西井一夫の“ゼロ年”
  • 魂の造形家―津田新吾さん
  • 家族のいくつもの終焉=目的
  • 深淵に置かれたオリエント
  • 殺生をまなざす―深沢七郎『笛吹川』
  • 真理の二つの顔、あるいは敗者たちの詩人―ジャン=リュック・ゴダールのために
  • 名を駆け抜けたもの
  • いくつもの砂漠、いくつもの夜
  • 偶然の飛沫―ジャン・ジュネ『イビスへの手紙』『判決』刊行に寄せて
  • 神の肛門―あるいはピエール・ギュイヨタの流儀で“歴史”に触れること
  • “出会う”とはどのようなことか、とりわけまず、李禹煥に?
  • カリグラフィと歴史―アブデルケビール・ハティビの仕事
  • イスラームと精神分析―ジョアン・コプチェクの発表に触れて
  • 反時代的イスラーム―ハーシム・フォーダのために
  • 「道おしへ」のポエティック―吉増剛造の下降する言葉
  • ハリネズミの白―翻訳から詩が生まれるとき
  • ベケットの「短い夢」
  • 「災間期」の言葉の分解と官能―赤坂憲雄・藤原辰史『言葉をもみほぐす』
  • 類比は理ならず―エティアンブルからスピヴァクへ、東アジアの複数の越境を経由して
  • 詩の贈与
  • 金時鐘さんがみつめてきたもの
  • 夢と自由と―金石範『火山島』韓国語版完成を讃えて
  • 二つの「呪縛」をつなぐもの
  • もうひとつのリミット―福山知佐子画集『花裂ける、廃絵逆めぐり』
  • 現れざる言葉、あるいはオマージュへのオマージュ―福山知佐子『反絵、触れる、けだもののフラボン』に寄せて
  • 母の魂の襞へ―伊藤二子さんの世界
  • 母の色「黒」が始源/造形が始まるとき―伊藤二子展に寄せて
  • 八戸、私の愛―伊藤二子、豊島重之のために

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BD02183246
  • ISBN
    • 9784622096108
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    iv, 365p, 図版 [2] 枚
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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