郵便局の裏組織 : 「全特」--権力と支配構造
著者
書誌事項
郵便局の裏組織 : 「全特」--権力と支配構造
光文社, 2023.5
- タイトル別名
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郵便局の裏組織 : 全特権力と支配構造
- タイトル読み
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ユウビンキョク ノ ウラソシキ : 「ゼントク」--ケンリョク ト シハイ コウゾウ
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注記
参考文献: p355
郵政事業の歴史と関連するおもな出来事: p359-363
内容説明・目次
内容説明
日本最強の集票マシン―。全国郵便局長会(全特)はそんなふうに呼ばれる。第2次安倍政権の発足以降、3年に1度の参院選で組織の代表を自民党公認候補として比例区に立たせ、2013年は42万票、2016年で52万票、2019年は60万票と躍進。いずれも自民党ではトップ当選だ。投票総数の1%を超え、会員1人あたりの平均集票数は30票超に。不祥事に塗れた2022年の参院選は票を落としたが、それでも組織代表を国会に送り込む他の業界団体と比べれば、集票能力の高さはピカ一だ。強さの秘密はどこにあるのか。朝日新聞経済部の記者が、これまでベールに包まれてきた活動実態を内部資料や証言をもとに明らかにし、組織運営と会社経営の矛盾や限界も検証する。
目次
- 第1部 暴走(お客さま=選挙の票;不正を隠蔽した日本郵便;郵便局舎を私物化する理由;犯罪続発のスパイラル)
- 第2部 源流(自己愛と被害者意識の局長史観;郵政民営化法の変遷;安倍政権で加速した組織腐敗)
- 第3部 構造(上意下達の恐怖支配;会社人事を操るカラクリ;年40億円超の局長マネー;歪む目的と存在意義)
- 第4部 行方(変革ゼロなら消えていく)
- 終章 組織改革三つの提言
「BOOKデータベース」 より