ロマンスの倫理と語り : いまホーソーンを読む理由 The ethics and the narrative of romance : 22 reasons why we read Hawthorne now
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ロマンスの倫理と語り : いまホーソーンを読む理由 = The ethics and the narrative of romance : 22 reasons why we read Hawthorne now
開文社出版, 2023.5
- タイトル読み
-
ロマンス ノ リンリ ト カタリ : イマ ホーソーン オ ヨム リユウ
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注記
引用文献あり
収録内容
- 「エシカル・ルネサンス」期のホーソーン文学 / 城戸光世著
- 若いグッドマン・ブラウン : 黙示録的終末世界に見るエディプス問題と疎外 / 佐々木英哲著
- 「総督官邸に伝わる物語」にはめ込まれた場所と時間と人間の心 : アメリカ的恐怖の重層性 / 下河辺美知子著
- ホーソーンからハーンに受け継がれる自然観と女性像「ラパチーニの娘」と「青柳の話」を中心に / 林姿穂著
- ホーソーンの「痣」再考 : チェロキー族の強制移送と白人至上主義の論理 / 成田雅彦著
- 病いをぼかす : 『緋文字』における天然痘の政治学 (ポリティクス) / 小南悠著
- 存在のエコロジー : ホーソーンの『緋文字』における共感、身体、依存 / 野崎直之著
- ドメスティック・イデオロギーを解体するホーソーンの炉辺 : 『七破風の屋敷』の暖炉とコーヒー / 中西佳世子著
- 『七破風の屋敷』における中産階級家族の形成と労働者/奴隷の表象 / 大野美砂著
- ブライズデール共同体をめぐるポリアモリーとホモソーシャルな絆 / 齊藤園子著
- 「丁寧な埋葬」をめぐるロマンス : ホーソーンの作品における死者と生者の土地/物語空間 / 小宮山真美子著
- ロジャー・マルヴィンの埋葬者 : ホーソーンのオーク表象を再考する / 生田和也著
- 呪いとしての祝福 : 「ロジャー・マルヴィンの埋葬」における父子関係の再考 / 高橋愛著
- ホーソーン的ロマンスの雰囲気について : 序文再読 / 上原正博著
- 皮膚、テクスト、鏡 : 「痣」におけるエールマーの罪のしるし / 大川淳著
- 「花崗岩のような群衆」 : 「天国行き鉄道」の語りと移動 / 竹井智子著
- 視線と仕草 : 『ブライズデール・ロマンス』における劇場の隠喩 / 川下剛著
- 死者を見つめるホーソーン : エクフラシスとヴァニタス / 石川志野著
- ホーソーンの失われた「上昇する螺旋」二十一世紀に読む巡礼の旅の物語 / 辻祥子著
- 「たとえ実際に起こらなかったとしても、起こるべきだった」ことを書く : 『アフリカ巡航者の日誌』におけるホーソーンの編集 / 高尾直知著
- ホーソーン最後の日々 / 丹羽隆昭著
- ジュリアン・ホーソーンと父の親密圏 : 文学史と市場のはざまで / 貞廣真紀著
内容説明・目次
内容説明
日本ナサニエル・ホーソーン協会40周年記念論文集。協会の現在地をしめす22人の論客―
目次
- 第1部 ロマンスの倫理(“エシカル・ルネサンス”期のホーソーン文学;「若いグッドマン・ブラウン」―黙示録的終末世界に見るエディプス問題と疎外;「総督官邸に伝わる物語」にはめ込まれた場所と時間と人間の心―アメリカ的恐怖の重層性 ほか)
- 第2部 倫理と語りの中間地帯―「埋葬」をめぐるロマンス(「丁寧な埋葬」をめぐるロマンス―ホーソーンの作品における死者と生者の土地/物語空間;ロジャー・マルヴィンの埋葬者―ホーソーンのオーク表象を再考する;呪いとしての祝福―「ロジャー・マルヴィンの埋葬」における父子関係の再考)
- 第3部 ロマンスの語り(ホーソーン的ロマンスの雰囲気について―序文再読;皮膚、テクスト、鏡―「痣」におけるエールマーの罪のしるし;「花崗岩のような群衆」―「天国行き鉄道」の語りと移動 ほか)
「BOOKデータベース」 より