ハンナ・アーレント、あるいは政治的思考の場所

Bibliographic Information

ハンナ・アーレント、あるいは政治的思考の場所

矢野久美子 [著]

みすず書房, 2023.5

  • : 新装版

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ハンナアーレントあるいは政治的思考の場所

Title Transcription

ハンナ アーレント アルイワ セイジテキ シコウ ノ バショ

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Note

参考文献一覧: p147-157

Description and Table of Contents

Description

『全体主義の起原』や『人間の条件』をはじめ、20世紀を代表する政治哲学者ハンナ・アーレントへの注目は、ますます高まってきている。しかし、彼女独特の鍵概念である“現われ”や“あいだ”は、伝統の崩壊という認識からはじめられた彼女の政治的思考と、どのように結びつくのか。また亡命ユダヤ人であるアーレントは、なぜ論争を生んだ『イェルサレムのアイヒマン』を書いたのだろうか。本書は、ヤング=ブルーエルのアーレント伝や膨大なエッセイ・書簡に分け入りながら、「アーレントとは何者か」を真摯に問いかけていった成果である。亡命知識人アーレント/政治と“あいだ”/アイヒマン論争と“始まり”/「木の葉」の“身ぶり”の4章。小著ながらみごとな作品が、ここに誕生した。

Table of Contents

  • 第1章 亡命知識人アーレント(アーレントの不在と存在;最後のドイツ系ユダヤ人;「われら」と「亡命者」のあいだ)
  • 第2章 「政治」と“あいだ”(断崖の思考;「思索日記」の語るもの;“対等”の条件)
  • 第3章 アイヒマン論争と“始まり”(最後の語りかけ;「心」の役割;削除された“始まり”;政治的思考のために)
  • 第4章 「木の葉」の“身ぶり”(“応答”としての“身ぶり”;「木の葉」の自由;残骸の重さ;「戦線」の超越、あるいは中断)
  • 結論に代えて

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Details

  • NCID
    BD02287682
  • ISBN
    • 9784622096252
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    161p
  • Size
    20cm
  • Classification
  • Subject Headings
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