所有とは何か : ヒト・社会・資本主義の根源
著者
書誌事項
所有とは何か : ヒト・社会・資本主義の根源
(中公選書, 138)
中央公論新社, 2023.6
- タイトル別名
-
所有とは何か : ヒト社会資本主義の根源
- タイトル読み
-
ショユウ トワ ナニ カ : ヒト シャカイ シホン シュギ ノ コンゲン
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注記
その他の著者: 瀧澤弘和, 山下範久, 稲葉振一郎
参考文献: p348-355
収録内容
- 所有と規範 : 戦後沖縄の社会変動と所有権の再編 / 岸政彦著
- 手放すことで自己を打ち立てる : タンザニアのインフォーマル経済における所有・贈与・人格 / 小川さやか著
- コンヴェンション(慣習)としての所有制度 : 中国社会を題材にして / 梶谷懐著
- 経済理論における所有概念の変遷 : 財産権論・制度設計から制度変化へ / 瀧澤弘和 著
- 資本主義にとっての有限性と所有の問題 / 山下範久著
- アンドロイドは水耕農場の夢を見るか? / 稲葉振一郎著
内容説明・目次
内容説明
本やスマホ、土地や家屋、雇用や資産。自分のモノとして持っていることが「所有」であり、衣食住や商品取引、資本主義の原点である。こんにちシェアやサブスクがあるのに、ヒトは所有せずにいられない。他方でヒトの生存を守る所有権が、富の偏在を生む元凶となっている。なぜだろうか?経済学や社会学、人類学の第一線の研究者6人が、所有(権)の謎をひもとき、人間の本性や社会の成立過程、資本主義の矛盾を根底から捉えなおす。
目次
- 第1章 所有と規範―戦後沖縄の社会変動と所有権の再編(岸政彦)
- 第2章 手放すことで自己を打ち立てる―タンザニアのインフォーマル経済における所有・贈与・人格(小川さやか)
- 第3章 コンヴェンション(慣習)としての所有制度―中国社会を題材にして(梶谷懐)
- 第4章 経済理論における所有概念の変遷―財産権論・制度設計から制度変化へ(瀧澤弘和)
- 第5章 資本主義にとっての有限性と所有の問題(山下範久)
- 第6章 アンドロイドは水耕農場の夢を見るか?(稲葉振一郎)
「BOOKデータベース」 より