新世紀の文学研究 : 一国主義を超えて
著者
書誌事項
新世紀の文学研究 : 一国主義を超えて
(ポストコロニアル時代の人文学と東アジア文化圏, 2)
ひつじ書房, 2023.5
- タイトル別名
-
Literary studies in the new century : beyond unilateralism
- タイトル読み
-
シンセイキ ノ ブンガク ケンキュウ : イッコク シュギ オ コエテ
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収録内容
- 地域研究と近代国際世界 : パックス・アメリカーナと人種主義を巡って / 酒井直樹 [執筆]
- 余白なき世界に抗する想像力 / 古川日出男 [執筆]
- 超越の限界と可能性 : 文学とナショナリズムの関係から / 閻連科 [執筆] ; 楊駿驍, 千野拓政訳
- トークセッション / 古川日出男, 閻連科 [述]
- 南京を書くことの意味 : 堀田善衞『時間』の戦後文学における位相 / 秦剛 [執筆]
- 「アジアスフィア」 : グローバリゼーションを越えて、アンガージュマンとしての出版・翻訳・研究 / ジャンルーカ・コーチ [執筆]
- 出入国をめぐる文化政治と文学 : 「移民」の時代、李恢成と楊逸のあいだから / 高榮蘭 [執筆]
- 日本研究の国際化とナショナリズム : 安部公房と在日文学研究を事例に / 鳥羽耕史 [執筆]
- パネルディスカッション / 鳥羽耕史司会
- わたしたちはどこから来たのか、そしてどこへ行くのか? : 中国と日本における「文学」の誕生と終焉をめぐる考察 / 千野拓政 [執筆]
- 岐路に立つ文学 / 王暁明 [執筆] ; 楊駿驍, 千野拓政訳
- いかに文学を「評論」すべきか : 翻訳研究の文化転向から / 王宏志 [執筆] ; 劉茜, 千野拓政訳
- 「信達雅」と中国語における近代の書き言葉概念の変遷 / 王風 [執筆] ; 伊勢康平, 千野拓政訳
内容説明・目次
内容説明
世界各地で排外主義的な風潮が高まる一方、文学の領域では「日本文学」「中国文学」といった国ごとの境界は意味を持たなくなりつつある。国家間の対立が激化する時代、文学による越境はどのように行われるだろうか?アジア文学は可能か。
目次
- 第1部 パックス・アメリカーナと東アジアの地域研究(地域研究と近代国際世界―パックス・アメリカーナと人種主義を巡って;余白なき世界に抗する想像力;超越の限界と可能性―文学とナショナリズムの関係から;トークセッション(古川日出男;閻連科);南京を書くことの意味―堀田善衞『時間』の戦後文学における位相;「アジアスフィア」―グローバリゼーションを越えて、アンガージュマンとしての出版・翻訳・研究;出入国をめぐる文化政治と文学―「移民」の時代、李恢成と楊逸のあいだから;日本研究の国際化とナショナリズム―安部公房と在日文学研究を事例に;パネルディスカッション)
- 第2部 中国文学研究の再検討と再構築(わたしたちはどこから来たのか、そしてどこへ行くのか?―中国と日本における「文学」の誕生と終焉をめぐる考察;岐路に立つ文学;いかに文学を「評論」すべきか―翻訳研究の文化転向から;「信達雅」と中国語における近代の書き言葉概念の変遷)
「BOOKデータベース」 より