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小説の未来

加藤典洋 [著]

(講談社文芸文庫, [かP7])

講談社, 2023.6

タイトル読み

ショウセツ ノ ミライ

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注記

底本: 朝日新聞社2004年刊

叢書番号はブックジャケットによる

年譜: p410-443

内容説明・目次

内容説明

一九九〇年代以降、大江健三郎、高橋源一郎、阿部和重らが目指し達成したものとは?金井美恵子、吉本ばなな、川上弘美らが捉えていた、より繊細な感情はどのように描かれたのか?―同時代の小説家による作品の意義と新しさと面白さを徹底的に読み解き、はじめて現代文学にふれる読者に向け、深く強く、そしてわかりやすく示す、本格的で斬新な文芸評論集。第七回桑原武夫学芸賞受賞。

目次

  • 1 「両村上」の時代の終わり(行く者と行かれる者の連帯―村上春樹『スプートニクの恋人』;七合目での下山―村上龍『希望の国のエクソダス』)
  • 2 九〇年代以降の小説家たち(「先生」から「センセイ」へ―川上弘美『センセイの鞄』;二重の底とポストモダン―保坂和志『季節の記憶』 ほか)
  • 3 時代の突端の小説たち(生の「外側のその向こう」―大江健三郎『取り替え子』;言語・革命・セックス―高橋源一郎『日本文学盛衰史』 ほか)
  • 4 新しい小説のさまざまな展開(その小さなもの(女性形)―伊藤比呂美『ラニーニャ』;「毎日ぶらぶら遊んで暮らしたい」―町田康『くっすん大黒』 ほか)
  • 5 よしもとばななと一九九五年の骨折(なぜ小説はお猿の電車を選ぶのか―吉本ばなな『アムリタ』)

「BOOKデータベース」 より

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