地域社会はエネルギーとどう向き合ってきたのか
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地域社会はエネルギーとどう向き合ってきたのか
(シリーズ環境社会学講座, 2)
新泉社, 2023.7
- タイトル読み
-
チイキ シャカイ ワ エネルギー ト ドウ ムキアッテ キタノカ
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注記
文献一覧: 巻末pi-xvi
内容説明・目次
内容説明
エネルギーのあり方を問い直し、これからの社会のあり方を考える。近代以降の燃料革命はエネルギーの由来を不可視化し、消費地と供給地の関係に圧倒的な不均衡をもたらし、農山村の社会と自然環境を疲弊させてきた。巨大開発に直面した地域の過去・現在・未来を見つめ、公正なエネルギーへの転換を構想する。
目次
- 序章 環境社会学の視点からどのようにエネルギー問題をとらえることができるのか
- 1 エネルギーの近代化と地域社会の変貌―「中央」と「地方」(薪炭利用の変遷とエネルギーの由来の不可視化―農山村と都市の関係の変容;石炭産業の盛衰と地域社会―さわれる資源としての石炭;大規模ダム開発と地域社会―庄川流域における水力発電事業と住民の摩擦を中心として)
- 2 原子力の台頭と地域社会の葛藤―生活の場からの問いかけ(「原子力半島」はいかにして形成されたか―下北半島・六ヶ所村の地域開発史と現在;原子力施設の立地点における生活の場の再創造―茨城県東海村の事例から;原発に抗う人びと―芦浜原発反対運動にみる住民の闘いと市民の支援)
- 3 これからのエネルギー転換と地域社会―世代内・世代間の公正の実現(反・脱原発の市民運動によるオルタナティブの創出―生活クラブ生協の実践を事例として;地域分散型再生可能エネルギーの進展とその障壁;地域社会から見た風力発電事業の課題と社会的受容―地域と風力発電の共生に向けて;エネルギー転換を可能にする社会イノベーション)
- 終章 これからのエネルギー転換に向けて―公正でタンジブルなエネルギーをつくり、使っていくために
「BOOKデータベース」 より