ドイツ国家学と社会改革 : クラウゼ派自然法論の成立と問題圏

書誌事項

ドイツ国家学と社会改革 : クラウゼ派自然法論の成立と問題圏

木村周市朗著

御茶の水書房, 2023.6

タイトル別名

Deutsche Staatswissenschaften und Sozialreform : Entstehung und Problemperspektiven des Naturrechts der Krauseschen Schule

ドイツ福祉国家思想史

タイトル読み

ドイツ コッカガク ト シャカイ カイカク : クラウゼハ シゼンホウロン ノ セイリツ ト モンダイケン

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注記

ドイツ語タイトルは巻末の目次による

旧著『ドイツ福祉国家思想史』(2000年)からの発展形態

内容説明・目次

内容説明

カントが開拓した近代の形式原理とは何か。この主流に抗して十九世紀ドイツの自然法論(法哲学)が提起した、新たな「諸善の秩序」としての万有の交互的な生の諸関係=「人類的生」の構想に光を当てる。

目次

  • 第1部 近代原理の成立とドイツ国家学(ドイツ国家学と経済学―カール・ハインリヒ・ラウの「官房学の再編成」を中心に;質料倫理問題としての生活課題―「カント後」問題とヘーゲル;近代原理の形式性とドイツ国家学の実質性)
  • 第2部 ドイツ国家学におけるモールとアーレンス(十九世紀ドイツの自然法論と「社会」の発見;アーレンスのカント批判と生の目的論;アーレンスにおける生の条件と人格権;サン−シモン主義をめぐるハイネ、アーレンス、モール)
  • 第3部 クラウゼの調和の法哲学とゲマインデ体制(カール・クリスティアン・フリードリヒ・クラウゼ―その法哲学の諸前提;カール・クリスティアン・フリードリヒ・クラウゼの人類論における交互的生の社会構成論;カール・クリスティアン・フリードリヒ・クラウゼの調和の法哲学と社会改革)
  • 第4部 ゲマインデ自治の制度化への挑戦(自治体社会政策と給付行政―十九世紀末ドイツの問題史的展望;社会民主主義と自治体政策―フーゴ・リンデマンのゲマインデ行政改革論)

「BOOKデータベース」 より

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