江戸の好奇心花ひらく「科学」

書誌事項

江戸の好奇心花ひらく「科学」

池内了著

(集英社新書, 1171D)

集英社, 2023.7

タイトル別名

江戸の好奇心花ひらく科学

江戸の好奇心 : 花ひらく「科学」

江戸の好奇心 : 花ひらく科学

タイトル読み

エド ノ コウキシン ハナ ヒラク 「カガク」

注記

参考文献一覧: p324-333

内容説明・目次

内容説明

日本の科学研究のルーツは江戸時代に遡る。長期に及ぶ政治的安定の中、人々は好奇心の趣くままに蒐集や実験、そして探究に没頭した。その分野は数学、博物学、物理学、生物学(動物の飼育法や植物の品種改良)、花火や時計等の職人技術と、膨大な範囲に及ぶ。さらに江戸の人々が熱中した「科学」の中には、今日の我々が失いつつある大切なものが隠れている。本書ではそうした知の蓄積を丁寧に辿り直し、近代科学とは一線を画す「もう一つの科学」の姿を浮かび上がらせる。『司馬江漢』『江戸の宇宙論』に続く「江戸三部作」、ここに堂々の完結。

目次

  • 第1章 和算(日本の数学の簡単な歴史;数学の三分類;「算勘碁智恵阿呆の内」;遊歴和算家;「和算」のその後)
  • 第2章 博物誌(本草学から博物誌へ;さまざまな「博物誌」学者たち;博物大名;「紅毛博物学」;私の印象に残った人たち;江戸の博物誌の終焉)
  • 第3章 園芸(花卉・花木園芸の歴史;園芸文化の広がり;奇品ブーム;江戸の農業・野菜作り)
  • 第4章 育種(鼠;金魚;鳥;虫;蚕)
  • 第5章 技術(鉄砲・花火;望遠鏡・眼鏡;時計;からくり)

「BOOKデータベース」 より

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