サガレン : 樺太/サハリン境界を旅する

書誌事項

サガレン : 樺太/サハリン境界を旅する

梯久美子 [著]

(角川文庫, 23730, [か58-4])

KADOKAWA, 2023.7

タイトル別名

Saghalien

サガレン : 樺太サハリン境界を旅する

タイトル読み

サガレン : カラフト/サハリン キョウカイ オ タビスル

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注記

2020年刊の単行本を、加筆修正のうえ文庫化したもの

その他のタイトルはブックジャケットによる

ブックジャケットのシリーズ番号: か58-4

主要参考文献一覧: p344-348

内容説明・目次

内容説明

かつて、この国には国境線観光があった。樺太/サハリン、旧名サガレン。何度も国境線が引き直された境界の島だ。大日本帝国時代には、陸の国境線を観に、北原白秋や林芙美子らも訪れた。また、宮沢賢治は妹トシが死んだ翌年、その魂を求めてサガレンを訪れ、名詩を残す。何が彼らを惹きつけたのか?賢治の行程を辿りつつ、近現代史の縮図をゆく。文学、歴史、鉄道、作家の業。全てを盛り込んだ新たな紀行作品!

目次

  • 第1部 寝台急行、北へ(歴史の地層の上を走る;林芙美子の樺太;ツンドラ饅頭とロシアパン;国境を越えた恋人たち;北緯五〇度線の向こう;廃線探索と鉱山王;ニブフの口琴に揺られて)
  • 第2部 「賢治の樺太」をゆく(「ヒロヒト岬」から廃工場へ;賢治が乗った泊栄線;「青森挽歌」の謎;移動する文学;大日本帝国、最果ての駅へ;オホーツクの浜辺で;チェーホフのサハリン、賢治の樺太;白鳥湖の謎;光の中を走る汽車;すきとおったサガレンの夏)

「BOOKデータベース」 より

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