九相図をよむ : 朽ちてゆく死体の美術史

書誌事項

九相図をよむ : 朽ちてゆく死体の美術史

山本聡美 [著]

(角川文庫, 23750)

KADOKAWA, 2023.7

増補カラー版

タイトル別名

角川ソフィア文庫

タイトル読み

クソウズ オ ヨム : クチテ ユク シタイ ノ ビジュツシ

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注記

2015年4月に刊行された角川選書に補遺を付し、カラー版として文庫化したもの

ブックジャケットに「角川ソフィア文庫 H-130-1」の記載あり

年表: p [12-13]

参考文献一覧: p389-395

内容説明・目次

内容説明

腐敗し白骨化してゆく亡骸の変化を、九つの段階で描く九相図。仏教とともに伝来し、日本に深く根を下ろしたこの不浄の絵画は、無常なる生命への畏れ、諦念、執着を照らし出す。精気みなぎる鎌倉絵巻から、土佐派や狩野派による新展開、漢詩や和歌との融合、絵解きと版本による大衆化、そして河鍋暁斎や現代画家たちによる継承と創造へ―。芸術選奨新人賞・角川財団学芸賞ダブル受賞作に補遺を付し、全作品をカラー掲載する決定版。

目次

  • 序 九相図の一五〇〇年
  • 第1章 九相図とは何か
  • 第2章 九相図の源流―西域・中国から古代日本まで
  • 第3章 中世文学と死体
  • 第4章 「九相図巻」をよむ―中世九相図の傑作(一)
  • 第5章 国宝「六道絵」の「人道不浄相図」をよむ―中世九相図の傑作(二)
  • 第6章 「九相詩絵巻」をよむ―漢詩・和歌と九相図の融合
  • 第7章 江戸の出開帳と九相図
  • 第8章 現代によみがえる九相図
  • 補遺 朽ちてゆく死体の図像誌―戦の時代の九相図

「BOOKデータベース」 より

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