あしなが運動と玉井義臣
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あしなが運動と玉井義臣
(副田義也社会学作品集 / 副田義也著, 第15巻)
東信堂, 2023.8
- タイトル読み
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アシナガ ウンドウ ト タマイ ヨシオミ
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内容説明・目次
内容説明
わが国の高度経済成長を支えた自動車産業の負の側面を痛烈に批判し、窮乏する交通事故遺児の救済を世に強く訴え、そのカリスマ的リーダーシップの下に多くの人々を惹きつけた天才社会運動家・玉井義臣。本書では、交通事故遺児の学業を匿名で支援する「あしながおじさん」など様々な具体的制度に結実させた社会運動の栄華と、その後の事業拡大と共に生じた育英会内・外の葛藤を描く。交通・災害・自死遺児家庭に関する論考や講演録も多数収録し、玉井義臣という人物像、思想・運動の真髄に迫る。
目次
- あしなが運動と玉井義臣(個人的体験;時代の本質;交通評論家の誕生;社会運動家への変身;資本の論理・民衆の論理;時代を撃つ;若い運動家たち;「あしながおじさん」群像;教育運動家の自己発見;恩返し運動の展開;過剰成功と問題の性格変化;社会運動家は追放された;もうひとつの物語;社会運動の社会学への示唆)
- 日本社会発、世界社会行き「あしなが運動」(交通遺児家庭の生活危機;あしながおじさんの人間像;災害遺児家庭の生活実態;話すこと、書くことが心のケアの第一歩;ガンによる家族の喪失体験とあしなが育英会の存在意義;医師の真実・患者の真実;日本社会発、世界社会行き「あしなが運動」;玉井義臣さんへの言葉―学問と運動の境界で奮戦する君に増る)
「BOOKデータベース」 より