抵抗への参加 : フェミニストのケアの倫理
著者
書誌事項
抵抗への参加 : フェミニストのケアの倫理
晃洋書房, 2023.9
- タイトル別名
-
Joining the resistance
- タイトル読み
-
テイコウ エノ サンカ : フェミニスト ノ ケア ノ リンリ
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注記
原著 (Cambridge : Polity Press , 2011) の全訳
初版のリプリントであるペーパーバック版 (2016, 2017) には謝辞と参考文献に若干の加筆修正があるためこれらの翻訳にはペーパーバック版を用いた -- 凡例より
参考文献: 巻末p1-7
内容説明・目次
内容説明
ケアの倫理は、フェミニストの倫理であると同時に人間の倫理なのだ。ケアの倫理の金字塔『もうひとつの声で』の刊行から時を経て、ギリガンがたどりなおす抵抗の軌跡。ギリガンの半生の語りと、そこから紡ぎだされるケアの倫理をめぐるアカデミックエッセイ。
目次
- 第1章 未来を見るために過去を振り返る―『もうひとつの声で』再考(正義対ケア論争の先にある議論に向けて;なぜケアの倫理は攻撃にさらされているのか―家父長制への通過儀礼;鍵としての少女と女の声―家父長制への抵抗)
- 第2章 わたしたちはどこから来て、どこへ向かうのか(わたしたちはどこから来たのか;わたしたちはどこまで来たのか;わたしたちはどこへ向かうのか;なぜわたしたちは、いまなおジェンダーを研究する必要があるのか)
- 第3章 自由連想と大審問官―ある精神分析のドラマ(『ヒステリー研究』と女たちの知;トラウマの隠蔽;女たちの抵抗、男たちとの共闘;大審門官の問いかけ―愛と自由を引き受けるために)
- 第4章 抵抗を識別する(美術館で;もし女たちが…;抵抗;完璧な少女たちと反主流派たち;少女を教育する女/女を教育する少女)
- 第5章 不正義への抵抗―フェミニストのケアの倫理(ケアという人間の倫理―少年たちの秘密;ケアの倫理が目覚めるとき―民主主義を解放するために)
「BOOKデータベース」 より