日本語に生まれること、フランス語を生きること : 来たるべき市民の社会とその言語をめぐって

書誌事項

日本語に生まれること、フランス語を生きること : 来たるべき市民の社会とその言語をめぐって

水林章著

春秋社, 2023.9

タイトル別名

日本語に生まれることフランス語を生きること : 来たるべき市民の社会とその言語をめぐって

タイトル読み

ニホンゴ ニ ウマレル コト フランスゴ オ イキル コト : キタルベキ シミン ノ シャカイ ト ソノ ゲンゴ オ メグッテ

大学図書館所蔵 件 / 56

この図書・雑誌をさがす

注記

引用文献・資料: p312-324

内容説明・目次

内容説明

「天皇を戴く国家」か?「市民による社会」か?日本という国の腐敗と病理の根底には、日本語に固有の言語問題が横たわっており、その背後には天皇制の呪縛が控えている―今日の日本社会の危機的状況(憲法の危機、権力による民主主義の破壊、国民の自発的隷従という頽廃等)の根源にあるものに光をあてた渾身の批評。

目次

  • 序―なぜフランス語で書くのか
  • 『他処から来た言語』とフクシマ、そしてその後の十年
  • この国には「社会」がない
  • 「ウイスキー・モノモタパ」―J=B・ポンタリスの「月曜会」
  • 日本的社会とは何か
  • 中世的世界
  • 「致命的な障害」と「印象的な記憶」
  • 日本語を問う
  • 一人称と二人称
  • 「ゴム人形」と「百千年来の余弊」
  • 渡辺清『砕かれた神』―天皇をアナタと呼んだ男
  • 日本語におけるウチとソト―大野晋に学ぶ
  • 森有正の日本語論―遍在的天皇制をめぐって
  • フランス語へ―森有正と父水林次郎
  • 『壊れた魂』―弦楽四重奏と同輩者的世界
  • 市民的政治社会とルソーの時代の音楽―ハイドン・モーツァルト・ベートーヴェン
  • アンシアン・レジームを脱していない日本
  • 啓蒙と脱領土化されたヨーロッパへの帰依
  • 「目覚めの時よ、早く来たれ!朝よ、早く来たれ!」(渡辺一夫)
  • 希望について―石母田正・丸山眞男・水林彪
  • 結語―来るべき社会の言語的基盤を求めて

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BD03911826
  • ISBN
    • 9784393333976
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    v, 341, 6p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
ページトップへ