ナラティヴとダイアローグの時代に読むポー
著者
書誌事項
ナラティヴとダイアローグの時代に読むポー
彩流社, 2023.9
- タイトル別名
-
Reading Edgar Allan Poe in an era of narrative and dialogue
- タイトル読み
-
ナラティヴ ト ダイアローグ ノ ジダイ ニ ヨム ポー
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内容説明・目次
内容説明
「ナラティヴ」と「ダイアローグ」を鍵概念にして、イタリア文学、仏文学、独文学、中国文学などの他領域の文学者や心理学、教育学、ジェンダー研究者といった異なる視点からポーという物語のなかに沈み込んだ「声」を照射する。「多様性の時代」に浮かび上がるポー!
目次
- はじめに―ポリフォニーへの扉
- 序章 “対談”ポーとヴォネガット―私たちはどこに向かうのか?(中山悟視×辻和彦)
- 第1章 分析的理性の暗転―E・A・ポー「アッシャー家の崩壊」とE・T・A・ホフマン「世襲領」再考
- 第2章 疫病と悪夢―マンゾーニ『婚約者』を通して「赤死病の仮面」を読む
- 第3章 アンドレ・ブルトンにおけるポーの位置と“崇高なるユーモア”
- 第4章 何がポーに小説を書かせたのか―特殊と普遍のあいだ
- 第5章 “対談”ウィリアム・ウィルソン―トランスジェンダーの視点から(町田奈緒士×辻和彦)
- 第6章 “対談”ポーの「黒猫」―近代的な「まなざし(視線)」(光田尚美×辻和彦)
- 第7章 “対談”ランダーの別荘―根源的自己への回帰の旅(山本智子×辻和彦)
- 終章 ツナミの記憶―エドガー・アラン・ポーと恐怖の彼方に
- むすびに代えて―新しい扉をひらく
「BOOKデータベース」 より