21世紀の金融政策 : 大インフレからコロナ危機までの教訓

書誌事項

21世紀の金融政策 : 大インフレからコロナ危機までの教訓

ベン・S・バーナンキ著 ; 高遠裕子訳

日経BP日本経済新聞出版 , 日経BPマーケティング (発売), 2023.10

タイトル別名

21st century monetary policy : the Federal Reserve from the great inflation to COVID-19

タイトル読み

21セイキ ノ キンユウ セイサク : ダイインフレ カラ コロナ キキ マデ ノ キョウクン

注記

原著 (W. W. Norton & Company, c2022) の翻訳

参考文献: p494-518

情報源について: p468-470

内容説明・目次

内容説明

大インフレ、バブル、世界金融危機、低インフレ・低金利、そして、ゼロ金利の解除、金融不安定化、インフレへの対応、中央銀行としての独立性の確保―。連邦準備制度(Fed)は雇用の最大化、物価の安定を二大責務としつつ、いかにして経済・金融の変化に対処し、現在の姿にたどり着いたのか?そして、これから先に何が待ち受けているのか?連邦準備理事会(FRB)議長を務め、ノーベル経済学賞を受賞したベン・バーナンキが、自らの議長時代を含む過去70年間のFedの政策立案の歴史を解き明かす。あわせて経済環境が劇的に変化するなかで、21世紀におけるFedの金融政策の手段、枠組み、コミュニケーション戦略の劇的な変化、そして新たな課題を示す。また、量的緩和、フォワード・ガイダンスなど、世界の中央銀行の中でイノベーティブな政策を次々と先駆的に打ち出した日本銀行の政策についての評価も行う。

目次

  • 第1部 20世紀の金融政策―インフレの上昇と低下(大インフレ;バーンズとボルカー;グリーンスパンと1990年代のブーム)
  • 第2部 21世紀の金融政策―世界金融危機と大不況(新しい世紀、新しい課題;世界金融危機;新たな金融政策の枠組み―QE1からQE2へ;金融政策の進化―QE3とテーパー・タントラム)
  • 第3部 21世紀の金融政策―解除から新型コロナパンデミックまで(解除;パウエルとトランプ;パンデミック)
  • 第4部 21世紀の金融政策―待ち受けているもの(2008年以降のFedの政策手段:量的緩和とフォワード・ガイダンス;Fedの政策手段は十分か;政策の実効性を高める―新たな手段と枠組み;金融政策と金融の安定性;Fedの独立性と社会における役割)

「BOOKデータベース」 より

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