世界を気遣うハイデガー : 名のない神にこだまを返す
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世界を気遣うハイデガー : 名のない神にこだまを返す
晃洋書房, 2023.10
- タイトル読み
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セカイ オ キズカウ ハイデガー : ナ ノ ナイ カミ ニ コダマ オ カエス
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内容説明・目次
内容説明
世界を気遣い自分を気遣う人間のありさまを、ハイデガー哲学をよすがに考察する。存在者がもらす「助けて」「忘れないで」というかすかな存在の声。これに答えて与える喪失の出来事以外に、本来の自己などない。エゴイズムや(反)ナチズムに制約されながらも、この声に応じるハイデガー。
目次
- 第1部 “存在と時間”―永続する現前性の断念、言葉を返す愛(歴史を生き、歴史を存在する―ディルタイとの対決と“存在と時間”;『存在と時間』という迷い道を反復する―言い応じる愛へ;死すべき人々の可滅的な世界)
- 第2部 世界を気遣う―名のない神にこだまを返す(応答する言語―ヘルダー言語起源論解釈を手がかりに;名のない神にこだまを返す―マイスター・エックハルトとハイデガー;世界への気遣い―ハイデガーとアーレント)
- 第3部 ヒューマニズムとナショナリズム―世界への気遣いの限界(そいつはただの動物だ―ヒューマニズムとその彼方;ハイデガーのナショナル・ヒューマニズム―デリダのゲシュレヒト(一族・同類)論のかたわらで;ハイデガーの(反)国家社会主義と(反・)反ユダヤ主義―世界への気遣いの限界)
「BOOKデータベース」 より