権力について : ハンナ・アレントと「政治の文法」

書誌事項

権力について : ハンナ・アレントと「政治の文法」

牧野雅彦著

(中公選書, 143)

中央公論新社, 2023.11

タイトル別名

権力について : ハンナアレントと政治の文法

タイトル読み

ケンリョク ニツイテ : ハンナ アレント ト セイジ ノ ブンポウ

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注記

本書で言及されるアレント文献リスト: 巻頭

内容説明・目次

内容説明

暴力の支配するところに、本当の意味の権力は存在しない―世界の行く末が見通せない現在、つねに現実の営みから生み出されるアレントの思想はますます重みを増している。ホロコースト、ベルリンの壁とキューバ危機、公民権運動と黒人問題…アレントは同時代の出来事をどう解釈し、そこから何を抽出したのか。『革命について』『暴力について』『エルサレムのアイヒマン』など諸論考を読み解き、政治と人間の根源的な関係性を探る。

目次

  • 第1章 政治の文法
  • 第2章 評議会とはどのような組織か
  • 第3章 「連合」の原理と国際関係
  • 第4章 抵抗のための条件―黒人問題と暴力
  • 第5章 抵抗のための「権力」―ユダヤ人の「最終解決」をめぐって
  • 第6章 革命の条件
  • 第7章 「権威」の再建
  • 第8章 「社会」という領域と政治
  • 第9章 歴史―起こったことに向き合う
  • 第10章 真理の擁護―政治の境界を設定する
  • 補論 アレントと西洋政治思想

「BOOKデータベース」 より

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