書誌事項

ベケットのことば

日本サミュエル・ベケット研究会編 ; 石川太郎 [ほか] 編集委員

未知谷, 2023.12

タイトル読み

ベケット ノ コトバ

注記

その他の編集委員: 木内久美子, 菊池慶子, 杉本文四郎, 鈴木哲平, 藤原曜, 宮脇永吏

監修: 木内久美子

内容説明・目次

内容説明

「わからない」―それはときには抱えきれない感覚ではある。けれどもベケットはその感覚とともにあり続けるために、最後まで分けつづける行為を選んだ。「なんといえば」と問い、ことばを探し続けた。(本書「序」より)

目次

  • 第1部 小説のことば(ベケットの小説から消えた手足;無をめぐる言葉―『名づけえぬもの』における“わたし”の不在について;内なる自己の「真実」―『名づけられないもの』と鈴木大拙における宗教的体験)
  • 第2部 越境することば(『あのとき』における視覚と聴覚のモンタージュ―ベケットとエイゼンシュテイン;霊媒化する身体―映画『ドライブ・マイ・カー』と『オハイオ即興曲』における言葉の起源をめぐって;テレビにおける幻視、動き出す絵画的イメージ―『夜と夢』論;『なに どこ』をとおしてみる作家の苦悩―舞台版からテレビ版へ)
  • 第3部 響き合うことば(「失敗」の美学―ベケットとデュテュイ;ベケットのダンテ的意匠―『人べらし役』の建築術について;マラルメの影)

「BOOKデータベース」 より

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