批評と生きること : 「十番目のミューズ」の未来

書誌事項

批評と生きること : 「十番目のミューズ」の未来

片岡大右著

晶文社, 2023.11

タイトル別名

Critique et vie

批評と生きること : 十番目のミューズの未来

タイトル読み

ヒヒョウ ト イキル コト : 「ジュウバンメ ノ ミューズ」ノ ミライ

内容説明・目次

内容説明

思想、哲学、文学からドラマ、アニメまで、幅広いフィールドで言論活動を続けてきた著者の、初の本格評論集。デヴィッド・グレーバーの翻訳・紹介者として、社会思想、フランス文学の研究者として、そしてポピュラーカルチャーの良き享受者としての活動の集大成にして、「批評と生きること」を再定義する野心的な試み。

目次

  • 第1部 デヴィッド・グレーバーを読む(未来を開く―デヴィッド・グレーバーを読む;「魔神は瓶に戻せない」―デヴィッド・グレーバー、コロナ禍を語る ほか)
  • 第2部 作品とともに生きるための批評(「惑星的ミサ」のあとで―『ゲーム・オブ・スローンズ』覚え書き;多様性と階級をめぐる二重の困難―HBO版『ウォッチメン』とそのコンテクスト ほか)
  • 第3部 批評/批判と社会的なもの(中絶合法化と新しい優生学―取り替え可能性と単独性のあいだの胎児と人間/リュック・ボルタンスキー『胎児の条件』;批判の運命と新たな労働編成―ボルタンスキー&シャペロ『資本主義の新たな精神』とその周辺 ほか)
  • 第4部 日本とアジアをめぐる問い(緊縮の中枢からガラパゴスへの旅―ブレイディみかこ『THIS IS JAPAN』;加藤周一と三島由紀夫;アジアの複数性をめぐる問い―加藤周一、ホー・ツーニェン、ユク・ホイの仕事をめぐって)
  • 第5部 歴史のなかの生(蜘蛛の策略の世紀は今なお続いているのだろうか―ベルナルド・ベルトルッチ監督『暗殺のオペラ』再上映に寄せて;「世の中の裂け目」はいつだって開く―小沢健二が帰ってきた;人生の時間とその後―展覧会「クリスチャン・ボルタンスキー Lifetime」に寄せて)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
ページトップへ