身の維新
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書誌事項
身の維新
亜紀書房, 2023.12
- タイトル読み
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ミ ノ イシン
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注記
参考文献: p220-223
内容説明・目次
内容説明
「古医道」を確立した権田直助、倒幕の志士となり、岩倉具視のスパイとなった。浅田宗伯はのちの大正天皇を救ったカリスマ漢方医。明治期も町の人々を無料で治療し続けた。幕臣・蘭学医、松本良順は、戊辰戦争で負傷者を治療。軍医という概念をはじめて持った人。西洋医・相良知安は、新政府でドイツ医学を採用させた立役者。最後は易者として貧民街に生きた。幕末の動乱のなか、医師たちはその時々の情勢、自らの信じるもののために闘った。幕府側=漢方、新政府=西洋医学―そのような単純な対立では語れない。幕末の和方医、漢方医、蘭方医の群像を描く骨太の歴史ノンフィクション。
目次
- 第1章 国を治す戦へ(古の医道を求めて;すべての医薬は皇国から;活きている身の理)
- 第2章 病める国の医師の憂国(医師が国を治すということ;治療としての倒幕;幕府医官の漢蘭対決;薩邸浪士隊、西へ;戦のなかの医師たち)
- 第3章 維新後の医師の闘い(追われゆく医師たち;古医道から国語学へ;漢方医の生存闘争)
「BOOKデータベース」 より