国民とは誰のことか : ドイツ近現代における国籍法の形成と展開
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国民とは誰のことか : ドイツ近現代における国籍法の形成と展開
花伝社 , 共栄書房 (発売), 2023.11
- タイトル別名
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国民とは誰のことか : ドイツ近現代における国籍法の形成と展開
- タイトル読み
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コクミン トワ ダレ ノ コト カ : ドイツ キンゲンダイ ニオケル コクセキ ホウ ノ ケイセイ ト テンカイ
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注記
参考文献: p465-477
索引: pi-viii
内容説明・目次
内容説明
「ドイツ人」はいかにつくられたのか。包摂と排除を隔てる「国籍」の歴史‐社会‐政治的展開を緻密に紐解く圧巻のモノグラフィー。国家成員が法制化され始めたナポレオン支配時代から、「民族的同質化」を極めたナチ時代、そして移民・難民の「統合」で紛糾する現代。常に「誰を国民とするか」で揺れ動いてきたドイツにおける国籍法の変遷を通史的、歴史社会学的に分析し、グローバル化の時代に国籍を問う意義を彫り起こす。
目次
- 第1章 国籍とは何か
- 第2章 ドイツにおける国籍制度の始まり―諸邦における国籍の制定
- 第3章 ドイツの統一と国籍法―ドイツ最初のドイツの国籍法に向けて
- 第4章 ドイツ帝国と国籍法―「ドイツ国民」の国籍法へ
- 第5章 ヴァイマル期のドイツ国籍―国籍の「エスニック化」とその限界
- 第6章 ナチ体制下の国籍政策―国籍政策のエスノ人種的な転換
- 第7章 連邦共和国の成立と国籍法―「血統共同体」としてのドイツ国民
- 第8章 一九九九年の国籍法改定に向けて―ドイツ国籍の「脱エスニック化」
- 第9章 「移民国」ドイツの国籍政策―ドイツの新たな「ネーション・ビルディング」
- 終章
「BOOKデータベース」 より