書誌事項

百人一首

小池昌代訳

(河出文庫, [こ25-2] . 古典新訳コレクション||コテン シンヤク コレクション ; [17])

河出書房新社, 2023.12

タイトル別名

100人1首

タイトル読み

ヒャクニン イッシュ

統一タイトル

小倉百人一首

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注記

単行本: 「口訳万葉集/百人一首/新々百人一首」(2015年刊)より「百人一首」を一部加筆修正し収録

シリーズ番号はブックジャケットによる

参考文献あり

内容説明・目次

内容説明

天智天皇から順徳院まで、歌人百人の秀歌を一首ずつ選び編まれ、カルタでもおなじみの歌集「百人一首」。恋に歓び、別れを嘆き、花鳥風月を愛で、人生の無常を憂う…三十一文字に込められた多彩な心と詩情を、小池昌代が詩訳し、解き明かしていく。軽やかに深く和歌の楽しみへといざなう、極上の「百人一首」案内。

目次

  • 秋の田のかりほの庵のとまをあらみわがころもでは露にぬれつつ 天智天皇
  • 春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山 持統天皇
  • あしびきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む 柿本人麿
  • 田子の浦にうち出でて見れば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ 山部赤人
  • 奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき 猿丸大夫
  • かささぎの渡せる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞ更けにける 中納言家持
  • 天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも 安倍仲麿
  • わが庵は都のたつみしかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり 喜撰法師
  • 花の色は移りにけりないたづらにわが身世にふるながめせし間に 小野小町
  • これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関 蟬丸
  • わたの原八十島かけて漕ぎ出でぬと人には告げよ海人の釣舟 参議篁
  • 天つ風雲の通ひ路吹きとぢよをとめの姿しばしとどめむ 僧正遍昭
  • 筑波嶺の峰より落つるみなの川恋ぞつもりて淵となりぬる 陽成院
  • 陸奥のしのぶもぢずり誰ゆゑに乱れそめにしわれならなくに 河原左大臣
  • 君がため春の野に出でて若菜つむわが衣手に雪は降りつつ 光孝天皇
  • 立ち別れいなばの山の峰に生ふるまつとし聞かば今帰り来む 中納言行平
  • ちはやぶる神代も聞かず龍田川からくれなゐに水くくるとは 在原業平朝臣
  • 住の江の岸に寄る波よるさへや夢の通ひ路人目よくらむ 藤原敏行朝臣
  • 難波潟短き蘆のふしの間も逢はでこのよを過ぐしてよとや 伊勢
  • わびぬれば今はた同じ難波なるみをつくしても逢はむとぞ思ふ 元良親王〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BD04803308
  • ISBN
    • 9784309420233
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    250p
  • 大きさ
    15cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
  • 統一タイトルID
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