「満洲」をめぐる児童文学と綴方活動 : 文化に潜む多元性、辺境性、連続性
著者
書誌事項
「満洲」をめぐる児童文学と綴方活動 : 文化に潜む多元性、辺境性、連続性
ミネルヴァ書房, 2023.11
- タイトル別名
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Minerva Shobo librairie
満洲をめぐる児童文学と綴方活動 : 文化に潜む多元性辺境性連続性
- タイトル読み
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「マンシュウ」オ メグル ジドウ ブンガク ト ツズリカタ カツドウ : ブンカ ニ ヒソム タゲンセイ、ヘンキョウセイ、レンゾクセイ
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注記
参考文献: p213-224
人名索引: 巻末p1
事項索引: 巻末p2-3
内容説明・目次
内容説明
本書は「満洲」の児童文学と綴方活動の考察を通して、「満洲」の文化的特徴を問い直す一冊。児童文学作家の活動、満鉄社員会機関誌『協和』や満洲移住協会機関誌『拓け満蒙』などの関連メディアを紹介。児童を日満双方で派遣しあい、綴方を書かせた日満綴方使節についても、新たな調査を実施し、検証することで、「満洲」の児童文学と日満綴方の全貌を解明。「満洲」文化に潜んでいる多元性、辺境性、連続性を浮き彫りにする。
目次
- 児童文学から「満洲」の文化特徴を問い直す
- 第1部 「満洲」児童文学と様々な「満洲」像(「満洲」における児童文学展開の歴史―機関誌、同人誌、大衆メディア;「満洲」童話作家・石森延男の登場―満鉄社員会機関誌『協和』における創作活動;大陸開拓動員と児童文学―「満蒙開拓青少年義勇軍」をめぐる児童文学試論;「満洲」育ちの童話作家・山田健二―「満洲」次世代の主体性を描く;戦後日本における「満洲」経験の再構築―山田健二「満蒙開拓青少年義勇軍」作品群の改稿)
- 第2部 日満綴方使節をめぐる「満洲」次世代の誕生(日満綴方使節の活動―児童がいかに「満洲国」支配へ統合されたのか;交錯するまなざし、齟齬する満洲夢―『綴方日本』と『綴方満洲』の比較から見る日満関係のポリティクス;川端康成と綴方―戦時中の帝国主義とつながる回路)
- 「満洲」次世代の誕生とゆくえ
「BOOKデータベース」 より