天野為之 : 日本で最初の経済学者

書誌事項

天野為之 : 日本で最初の経済学者

池尾愛子著

ミネルヴァ書房, 2023.12

タイトル読み

アマノ タメユキ : ニホン デ サイショ ノ ケイザイ ガクシャ

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注記

天野為之の肖像あり

参考文献: p249-274

天野為之年譜: p279-287

内容説明・目次

内容説明

「貿易は世界を変え、発明は物質的進歩をもたらす」と確信した天野為之は、自由放任(レッセフェール)を唱えて民間人の実業に期待をよせ、人材育成のために普通教育や経済・商業教育が重要であると世に訴えた。彼はJ・S・ミルを土台にマクロ経済論や貿易論を展開し、貿易金融や貯蓄・投資を仲介する銀行や取引所の役割と現状を分析して、日本に経済学を確立した。また、経済雑誌の刊行に熱心に取り組み、幣制改革、増税や監査の問題を的確に論じ、工場法の制定を促すなど、先駆的な言論活動を社説等で繰り広げ、経済ジャーナリズムの信頼と権威を高めた。

目次

  • 第1章 天野為之と唐津
  • 第2章 英語での経済学
  • 第3章 日本の伝統への視線
  • 第4章 天野為之の経済原論
  • 第5章 政府の商業政策(商政標準)
  • 第6章 『東洋経済新報』と経済策論
  • 第7章 金融政策論と人材育成
  • 第8章 天野為之の復権

「BOOKデータベース」 より

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