エクリチュールへ : 明治期「言文一致」神話解体三遊亭円朝考

書誌事項

エクリチュールへ : 明治期「言文一致」神話解体三遊亭円朝考

鈴木貞美

(知の新書, J09)

文化科学高等研究院出版局, 読書人 (発売) , 2023.12

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タイトル別名

エクリチュールへ

鈴木貞美の文芸論

タイトル読み

エクリチュール エ : メイジキ ゲンブン イッチ シンワ カイタイ サンユウテイ エンチョウ コウ

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注記

奥付に「Act2:発売読書人」とあり

内容説明・目次

内容説明

言文一致に関する通念の誤謬を正す!明治期にそれは始まったのではなく、江戸期に、いやそれ以前から話し言葉表現はなされていた。それでは、明治期には何が実際になされたのか、二葉亭四迷は何をなし、また円朝の速記は何をなしていたのか。国文学の通念をくつがえす学術考証。文芸史において、中国、西欧で起きていたことに対比させながら、言語表現の変化を明解に説く画期的な書。

目次

  • 序章 明治期「言文一致」神話を解体=再編する
  • 第1章 明治期「言文一致」再考―二葉亭四迷「余が言文一致の由来」を読みなおす(なぜ、明治期「言文一致」が問題なのか?;山本正秀による「言文一致」論の根本的誤謬;今日の指標的見解の検討;「言文一致」の意味;前近代の口語体;二葉亭四迷「余が言文一致の由来」を読みなおす;「普通文」の平明化と「言文一致」;文体改革は「立体的まだら状」に展開した;子規の「叙景」、独歩の「情景」;結語)
  • 第2章 三遊亭円朝考(円朝の再評価をめぐって;円朝の口演速記と小説の「言文一致」運動;円朝口演の写実性;円朝の位置)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BD04947476
  • ISBN
    • 9784924671805
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    191p
  • 大きさ
    18cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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