二重読みされる中華民国 : 戦後日本を生きる華僑・台僑たちの「故郷」

書誌事項

二重読みされる中華民国 : 戦後日本を生きる華僑・台僑たちの「故郷」

岡野翔太(葉翔太)著

大阪大学出版会, 2023.12

タイトル別名

語られない「台湾人」: 戦後日本における華僑言説の成立と変遷

2重読みされる中華民国 : 戦後日本を生きる華僑台僑たちの故郷

タイトル読み

ニジュウ ヨミ サレル チュウカ ミンコク : センゴ ニホン オ イキル カキョウ・タイキョウ タチ ノ「コキョウ」

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注記

博士学位請求論文「語られない「台湾人」: 戦後日本における華僑言説の成立と変遷」(大阪大学, 2022) を加筆・修正したもの

参考文献: p341-363

事項索引: p374-380

人名索引: p381-384

内容説明・目次

内容説明

「台湾」なのか、それとも「中華民国」か。アイデンティティをたどる冒険から在日華僑研究を捉えなおす。

目次

  • 序章 語られない人びとを描く視点
  • 第1章 戦後日本における「華僑」の描かれ方―「台湾」をどう見るか
  • 第2章 「華僑」前夜の台湾出身者と「省民証」の発明―神戸の台湾省民会(一九四五‐四六)を基に
  • 第3章 台湾出身者・満蒙留学生・日本人引揚者の交錯と「新中国」―歌曲“我愛我的台湾”の伝播とその担い手たち
  • 第4章 新たな「中華民国」を作り出す―来日台湾外省人の日本帝国経験に注目して
  • 第5章 「二つの中国」の呪縛と脱植民地化の課題―戦没者慰霊、法的地位問題の浮上
  • 第6章 台湾出身者の歴史的自己省察の試み―台湾人権利擁護総連合会の成立とその挫折
  • 第7章 日華断交後の「台湾系華僑」
  • 第8章 歴史のなかの「私」―「華僑」「台僑」と

「BOOKデータベース」 より

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