「地域包括ケア」の落とし穴 : 介護の大転換が自治体を破綻に追い込む

書誌事項

「地域包括ケア」の落とし穴 : 介護の大転換が自治体を破綻に追い込む

濱田孝一著

花伝社 , 共栄書房 (発売), 2023.12

タイトル別名

地域包括ケアの落とし穴 : 介護の大転換が自治体を破綻に追い込む

タイトル読み

「チイキ ホウカツ ケア」ノ オトシアナ : カイゴ ノ ダイテンカン ガ ジチタイ オ ハタン ニ オイコム

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内容説明・目次

内容説明

「介護の地方分権」は、“切り札”か“切り捨て”か?従来の「全国共通ケアシステム」から、よりきめ細かい対応と、住み慣れた地域で暮らせる「地域包括ケアシステム」に舵を切った日本の介護制度。国の旗振りでメリットばかりが強調されるなか、構造的問題を抱えたままの制度が、自治体財政破綻の引き金になろうとしている―未曽有の後後期高齢社会を乗り越えるための、抜本的な対策を問う。

目次

  • 序章 誰にも説明できない地域包括ケアシステム(全く進んでいないように見える「地域包括ケアシステム」;地域包括ケアシステム、二つのポイント;地域包括ケアシステムは、高齢者総合施策の行政機構の変革;なぜ国は高齢者総合施策の地方分権を推し進めるのか)
  • 第1章 未曾有の「後後期高齢社会」がやってくる(二〇三五年、団塊の世代が後後期高齢者になる;激減する勤労世代・絶対的不足に陥る介護人材;激増する後後期高齢者の社会保障費をだれが負担するのか;社会保障費の負担を増やすと経済は疲弊する;介護サービスを抑制すると経済は破綻する)
  • 第2章 地域包括ケアは二〇四〇年に向けた自治体破綻の一里塚(介護報酬を上げても介護人材不足は解消されない;中学校区を単位としたコンパクトな介護システムは作れない;地域包括ケアシステムが進まない決定的な理由;地域包括ケアシステムの行く手を阻む法律・制度の歪み;地域包括ケアシステムは“自治体ガチャ”の始まり)
  • 第3章 高齢者の医療介護費用の大幅削減は二〇二五年から始まる(介護保険の被保険者の拡大、制度の統合;介護保険の対象者の限定 ほか)
  • 第4章 地域包括ケアシステムの推進―自治体の存続をかけた戦い(地域包括ケアシステムは自治体の存亡をかけた大事業;域内の包括的事業者間ネットワークの構築;地域包括ケアシステムは、総合力が成否を決める;医療介護のコンパクトシティ構想を;最も変わらなければならないのは市民の意識)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BD04951032
  • ISBN
    • 9784763420954
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    [東京],東京
  • ページ数/冊数
    175p
  • 大きさ
    19cm
  • 分類
  • 件名
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